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 「中日1-2阪神」(22日、バンテリンドーム)

 投打の侍対決は阪神・梅野が制した。先制点を奪った直後の二回1死一、三塁。東京五輪で日本代表として、共に金メダルを目指す大野雄と相対した。決着は一瞬。初球のツーシームを狙い撃ちした。

 打球は中堅の前へ弾んで、貴重な追加点を奪取。塁上で白い歯がこぼれた。「前の健斗(糸原)がつないでくれたから、何とか事を起こしたかった」。リーグ2位の得点圏打率は・400に達した。

 もちろん虎の正捕手としても役割を果たす。侍戦士の青柳、岩崎、そして守護神・スアレスを巧みにリード。最後の打者を打ち取り、やっと安どの表情を浮かべた。梅野は「ヤギ(青柳)さまさま」と7回を投げ抜いた右腕を称賛。一方、青柳は「梅野さんの配球で」と感謝し、厚い信頼関係が見て取れた。

 チームの要として、この一勝の価値を十分に理解している。「接戦をものにするっていうのは、個人としてもテーマに掲げている。本当にそう(価値がある)だと思う」と勝利の重みをかみしめた。

 追加招集で、目標だった日の丸を背負う。ただ、今は「チームの勝利に貢献できるように」と目の前の一勝を必死につかみ取るだけだ。日本代表内定後は4試合連続安打。日本の代表として、虎の正捕手として、強い覚悟がさらに芽生えている。




梅野得点圏で打ちすぎなのだ!!



梅野隆太郎様の得点圏打率が4割に復帰致しましたことをご報告致します…… っておい、何1位奪っとんねんハクション pic.twitter.com/0Q3iiTyJet


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