岡田監督が初めて佐藤輝を目にしたのは2017年の春。仁川学院高で全くの無名選手だった佐藤輝を発掘した田中監督は、近大入学直前の3月には、すでに野球部の練習に参加させていた。「ちょうどその時、早大の野球部が近大に遠征試合に来てくれたんです。早大の投手は早川(現楽天)でした。その試合を(早大OBの)岡田さんが見に来てくれたんです。私は『岡田さん、この佐藤って選手を見ておいてください。今にいい選手になりますよ』と。そうしたら岡田さんも『ああ、いい選手ですねえ』ってほめてくださって。岡田監督もその時のことは覚えていてくださった」と田中監督は振り返る。
そして、こうも続けた。「今思えば岡田監督とはご縁があったのかもしれませんね。指導者としては厳しい方でしょうが、佐藤をいい方向に導いてくださると思っています。彼もぜひ、その気持ちに応えてチームを優勝に導いてほしい」
恩師も猛虎悲願の〝アレ〟へ向け、佐藤輝の一層の奮起を祈る。そらもう、お前がやるしかないやんか!
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