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 「阪神3-5ロッテ」(25日、甲子園球場)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が25日、交流戦初戦の阪神-ロッテ戦でABCラジオの解説を務めた。痛恨の逆転負けで黒星発進となったゲームの焦点は七、八回にあったと分析。配球、戦術、戦略面を踏まえた上で、「悔いを残さない戦いを」と説いた。

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 阪神にとっては痛い黒星になった。交流戦の初戦で勝ちパターンの岩崎、岩貞が崩れ、ここ数試合は苦しんでいた西勇が7回2失点と好投しながらも、勝ち星がつかなかった。最大の焦点となったのは1点リードの八回だ。

 無死一塁からマーティンに対し、岩崎がスライダーで勝負に行って逆転アーチを許した場面。コロナ禍で広島3連戦が中止になるなど、阪神にとっては19日・ヤクルト戦以来のゲームだった。登板間隔が空いた時ほど、リリーフ投手が気をつけなければいけないのが変化球の精度だ。

 ブルペンの準備ではしっかりストレートは投げているが、変化球に関してはそこまで投げこまない。だから登板間隔が空いてしまうと、その精度に狂いが生じる。実際にマーティンがファウルにした4球目のスライダーは浮いていた。

 一発だけは絶対に避けなければならない場面。そして岩崎の最大の武器と言えるのは、浮き上がるような軌道を描くストレートだろう。うまくコントロールできていなかった変化球と、パ・リーグの打者はほぼ初見で自信を持っている独特な直球。先発投手はかわすことも必要だが、勝ちパターンのリリーフ投手は真っすぐで押し切っていい。これらの状況から変化球を打たれると、どうしても悔いが残ってしまう。

 さらに岩貞はレアードにダメ押し適時打を浴びてしまったが、場面は1死二塁で、以降は角中、藤岡と左打者が続く。ベンチには右の井上がいたが、守備位置の問題や状態を踏まえれば、レアードを歩かせてもよかった。

 逆転されたとは言え、残り2イニングの攻撃を考えれば、次の1点が非常に重要となる場面。勝負の前に投手コーチがマウンドに行ってもよかったし、カウントが悪くなった時点でベンチから申告敬遠でもいい。チームとして1点を防ぎにいかなければならないところで、試合を決められた。勝負球が甘く入った岩貞の意識も含め、やはり好調のレアードと勝負してしまったことに悔いが残る。

 西勇も7回2失点と試合は作ったが、理想を言えば2点差で八、九回にバトンを渡してほしかった。2点リードの七回に代打・鳥谷に適時打を許したが、直前の1死一塁から藤岡にヒットエンドランを仕掛けられてガラ空きの三遊間を抜かれた。

 鳥谷がネクストサークルに出てきたところで甲子園は異様な雰囲気となり、仮にタイムリーを打たれれば一気にロッテへムードが傾いてしまう。だから得点圏に走者を置いて鳥谷を打席に立たせないよう、藤岡のところで細心の注意を払ってほしかった。

 交流戦初戦で勝ちパターンの投手が打たれての逆転負けは痛い。白星から見放されていた西勇に勝ちがつかなかったことも大きい。今後のことを考えれば非常に痛い黒星となってしまった。




分かるけど、逃げてばかりではね ストレートばかり続けてられんし それよか追加点ちゃうかな まぁ久々の試合やったんやし 今日が大事やわ 岡田彰布氏「痛い黒星の焦点は八回。悔いが残る勝負をしてはいけない」(デイリースポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/5db6ed8e74ccbc0b5e0eab1c6bf7ef7abf029e4d 



岡田彰布氏「痛い黒星の焦点は八回。悔いが残る勝負をしてはいけない」(デイリースポーツ) 散々ボヤいてたな  https://news.yahoo.co.jp/articles/5db6ed8e74ccbc0b5e0eab1c6bf7ef7abf029e4d 


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