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 今季限りでの引退を発表したオリックス・能見篤史投手(43)に古巣の虎投手陣たちも惜別やねぎらいの気持ちを示した。

 15日、甲子園球場で行われた投手練習に参加した西勇輝(31)藤浪晋太郎(28)らにとっては、20年までともにプレーし、投手陣のなかでも尊敬すべき偉大な大先輩であった。それだけに、別々のチームになった現在でも、感謝の念はつきない模様だ。

「ランニングの方法、感覚の調整とか、すごく細かく教えてくれた」と明かすのは西勇。先輩左腕が「やってみたら?」と提案やアドバイスを授けてくれたことで阪神に入団するまでは身につけてなかった調整ノウハウを習得し「本当に勉強になった」と感謝を口にした。

 藤浪は「自分が入団したときのエースと言えば、能見さんで、当然、自分のなかでのエース像は能見さんでした。まだ信じられないという気持ちが強いです」と驚きを隠さなかった。

 今季、開幕からローテーション左腕として活躍している2年目の伊藤将も、今年は先輩左腕の自主トレに参加した〝門下生〟のひとり。キャンプの過ごし方や直球を磨き続ける重要性を学び、「一緒に自主トレできたことは本当に良かったなと思います」と振り返った。

 現役通算104勝、エースとして一時代を築いた左腕の生きざまは、現在の虎戦士たちにも大いに影響を与え続けている。

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