貯金1で3位の阪神は、28日から1ゲーム差で追うヤクルトと敵地で3連戦を戦う。両リーグ最多の7月8本塁打の4番・大山悠輔内野手(25)が貯金量産の旗頭となる。6打席足りない規定に今週6連戦中にも到達する見込みで、他球団の4番打者にも堂々と張り合う成績でランクイン予定。2位浮上へ、そして待ってろ首位・巨人――。
“今年もうあかんのちゃうか…”。そんなタメ息が聞こえてもおかしくない絶望からスタートした7月。矢野阪神は連勝街道を突き進みついに、Aクラス3位まではい上がった。見渡せば2位ヤクルトが1ゲーム先にいて、独走に思えた巨人の背中も4・5ゲーム差しかない。
快進撃を支え、ファンに元気を与えてきたのは若き主砲・大山だ。打率・321、18打点。月間8本塁打は12球団トップで、自己最多18年9月の9本を更新する勢いだ。離脱したマルテの穴を埋めて余りある猛打ぶり。帰ってくる場所がないほどの活躍で、今後の戦いにおいても当然ながら、キーマンの1人と期待される。
現時点で規定に6打席足りておらず、今週6連戦中にも到達する見込み。現在の・321を当てはめればセ・リーグ9位に相当。DeNA・佐野が2位で、広島・鈴木誠が3位、ヤクルト・村上が4位、そして巨人・岡本が9位、中日・ビシエドも12位にいて、他球団の4番打者がひしめくランキングに“殴り込む”こととなる。
本塁打ランキングでも鈴木誠と並ぶ3位に付けるなど堂々と張り合う数字。開幕前はボーア、開幕直後はマルテと、候補ですらなかった「4番」に座ってしかるべき成績。近年、打撃部門タイトルに縁がなかった猛虎を応援してきた虎党にとっても、アツイ展開だ。
28日からはじまるヤクルトとの3連戦で、勢いを継続させるどころか、さらに加速させたい。それがかなえば、打率ランキングに堂々と名を連ねた状態で来週8月4日からの首位・巨人戦を迎えられる。
井上打撃コーチが思いを代弁した。「ヤクルトは上にいるから叩きたい気持ちは強くなるし、神宮でダンマリということがないように。1以上の貯金がまだ無いわけだから。そこを目指してやっていきます」。7月と同様に連勝街道を突き進めば、“今年はいけるんちゃうか”というムードで8月に突入できる。 (巻木 周平)
《同じペースなら今週中にも到達》大山(神)は今季87打席で、チーム試合数×3・1(端数は四捨五入。27日時点で阪神は93)で算出される規定打席に「6」不足している。28日からの6連戦を消化すると阪神選手の規定打席は112(36試合×3・1=111・6)。大山が到達するためには25打席が必要になるが、先週の6試合で26打席に立っており、同じペースなら今週中にも到達する見込み。
大山悠輔選手が好調です。
ヒットやホームランを打った試合、打点を挙げた試合の勝率が凄いですね。
規定打席には到達していませんが、実はある指標でセ・リーグ隠れ1位なんです!
打てば勝つ!阪神・大山悠輔がセ・リーグ隠れ1位の数値とは?
#阪神タイガース #大山悠輔
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