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 オリックスの26年ぶり日本一で幕を閉じた今季のプロ野球。両リーグ共に昨季の優勝チームが連覇を飾り、覇権奪回を狙ったライバルたちを蹴散らした。143試合のペナントレースにおいて、デイリースポーツ記者の脳裏に焼きつき、心に残った試合、場面を振り返るオフ企画『一投一打』。まずは阪神担当の関谷記者が、西純がプロ初完投、初本塁打を放つ二刀流の活躍を見せた5月18日のヤクルト戦(神宮)を振り返る。

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 投げてはプロ初完投、打ってはプロ初本塁打…とまるで野球漫画を見ているようだった。5月18日・ヤクルト戦で投打“二刀流”の活躍を見せた西純。神宮球場の視線を独り占めにした背番号15が、文句なしのヒーローだった。

 「8番・投手」で出場。打った後のフォロースルーは完全にアーチストの姿だった。1点リードの二回2死一塁。高橋が初球に投じた150キロ直球が真ん中に入り、これを逃さない。「打った瞬間、“行ったわ”と思いました」と手応え十分の一撃は、左翼席中段に突き刺さった。

 裏話がある。後日、西純を取材した際、超人からの助言が生きたと話していた。打席に入る前、糸井から「真っすぐが高めに浮く。このボールを待って打て!」と左腕の傾向を伝えられ、好球必打を心がけた。まさに狙い通りの一撃。「実践してホームランが打てたのはすごく思い出に残っています」としみじみと振り返っていた。

 日頃の努力も結実したように思う。虎風荘で時間を見つけては素振りを繰り返し、時には寮に隣接する室内練習場で打撃練習に取り組む。井上や若手選手と一緒にスイングを重ね、臨戦態勢を整えてきた。

 本職の投球も抜群だった。9回6安打1失点、115球の熱投で無四球完投勝利を達成。最終回でもボールの威力は衰えず、151キロのストレートを投じていた。タフネスぶりを発揮し、ブルペン陣を休ませた面でも価値のある働きだった。

 二刀流で活躍するエンゼルス・大谷も日米通じて実現できていない完投勝利&本塁打という偉業を高卒3年目でやってのけた。そんな将来のエース候補の姿が、虎の明るい未来を予感させた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e838034e26c52ceacb86e3db2723c0f1189d7a


西純矢くんも1250万から2800万にアップ。 おれは彼の二刀流の姿が大好きだ。 誰の先発の時に試合を観たいかと聞かれたら、西純矢か髙橋遥人と答えるね。 8番投手で観たい気もするし、終盤代打で出てそのままマウンドにあがる姿も観てみたい。 本当にわくわくする選手だ。 #阪神タイガース



西純矢選手の打者としての構えみたら二刀流イケるんちゃうと思っています #ラジオで虎バン


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