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 近本ら阪神外野陣が、新しくなった甲子園球場のフェンス際をチェックした。右翼から左翼まで、フェンス沿いに1メートルの幅で設けられていた人工芝が、今季から4.5メートルに広げられた。そのため、ボールの転がりの速さ、打球のはずみ方、クッションボールの跳ね方などを考慮しながら、ノックが進められた。

 筒井外野守備走塁兼分析担当コーチは「(甲子園での練習が)初日なので、フェンス際のプレーを入れた」と狙いを説明した。ただし、広くなった人工芝部分も、天然芝と同程度の地面の軟らかさがあるようで「人工芝と天然芝の違いをあまり感じなかった」と、従来と比べてプレー面に大きな影響はないという感想を漏らした。

 昨季、ゴールデングラブ賞を受賞した近本も、確認を終えて「気にならないんじゃないですかね」と平静。今後は、クッションボールや、天然芝の状態による打球速度の変化、自身の走力への影響などを、「オープン戦で確認できたら」と注意を払う構え。3月25日の開幕へ、守備にも注力していく。

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