「勝つというか、そういう意識はすごかったけどな。勝つ意識を植え付けるというかな。そういう感覚はすごくあったけどな。そらめっちゃ負けてるからや」
虎戦士にとって岡田監督は“上から目線の怖いオッチャン”どまり…ブランク15年は弊害ばかり
こう言ったのは阪神の岡田彰布監督(65)。星野仙一元監督の命日である4日付のスポーツ各紙で、闘将をしのんだ。
とはいえ、その点では岡田監督も負けてはいない。リーグ優勝を果たした2005年、中日との首位攻防戦で抑えの久保田が一打サヨナラのピンチを招くや、「打たれろ! メチャクチャやったれ! 俺が責任をとる」と勝利への執念をあらわにするなど、負けん気の強さにまつわるエピソードは枚挙にいとまがない。
そんな岡田監督はこの正月、スポーツ各紙で05年以来18年ぶりの優勝に向けた再建策を披露。前年3位からの巻き返しを図るべく、熱弁を振るっていた。チーム打率.243、489得点がともにリーグ5位だった打線の強化、5年連続リーグ最多失策となった守備の改善もさることながら、新監督が重視しているのがブルペンの整備だ。
阪神は昨季、リーグトップのチーム防御率2.67を誇ったものの、救援陣の勝敗は14勝24敗の借金10。リーグ連覇を果たしたヤクルトが救援投手だけで貯金14をつくっており、この差が順位として如実に表れた。
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