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<オープン戦:阪神2-2広島>◇9日◇甲子園

虎の22年版勝利の方程式に光が見えた。阪神4年目右腕の湯浅京己投手(22)が2回完全投球で、新セットアッパーに名乗りを挙げた。広島戦に6回から3番手で登板。先頭菊池涼を137キロフォークで空振り三振に仕留めると、その後もこの日最速150キロの直球とのコンビネーションで24球で料理。今季初の複数イニングもこなし「ストライク先行で良い感覚だった」と胸を張った。オープン戦は3試合4イニング無失点、防御率0・00の安定感だ。

前日8日には、小野が1イニングを7球で3者凡退。キャンプ中はアピール不足だった中継ぎ右腕たちが一転、日替わりで好投を見せている。矢野監督は「小野も、湯浅も今日ぐらい投げる力がある。勝ちパターンも、もちろんいけると思っている」と両右腕を高評価。「スアレスが抜けた後の中継ぎの穴が課題の中で、若い奴が出てきてほしい中で、小野と湯浅が出てきてくれるのは頼もしく思う」。指揮官がキャンプから期待をかけてきた2人が、1歩抜け出す形となった。

新守護神候補は6日に来日した新助っ人のケラーと岩崎で、万全なら2人で8、9回を任せられる。開幕まで約2週間。オープン戦2試合連続無失点中の石井、中継ぎに再転向した及川らを含め「7回の男」を巡る争いはますます熱くなっていく。指揮官は「JFKみたいな圧倒的なパターンがあればいいけど、そこまでは到達していない。全員が勝ちパターンに入る、そういう投手陣を作りたい」と力を込めた。今季は延長12回制が復活し、救援陣の優劣も勝敗に直結する。誰が勝ち抜けるのか、熱い中継ぎバトルからも目が離せない。【中野椋】

阪神リリーフ陣の現状

○岩崎

○ケラー

○石井

○小野

○湯浅

○及川

△馬場

△浜地

△渡辺(育成)

△斎藤

★小川

〇=有力、△=候補、★=先発、中継ぎ両にらみ




阪神湯浅京己2回完全「7回の男」へ名乗り 中継ぎ右腕日替わりで好投「頼もしい」矢野監督評価(日刊スポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/00ce071db95e1070a88f80ef7e099600d9392090 大事な場面いきなり開幕からないとは思いますが開幕一軍見えた気はしますね。去年は一軍では使えないなぁ~とは思ったけどキャンプで何かを掴んだかも?楽しみ



ケガを克服し、一軍の勝利の方程式入りも期待される湯浅京己投手(阪神)。ソフトバンクを戦力外になり、阪神で支配下登録が近付いた渡邉雄大投手。独立リーグからソフトバンクに復帰し、支配下登録間近の藤井皓哉投手。紆余曲折がありながら、NPBで輝きを見せる独立リーグ出身の3投手、期待しています!


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