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 「オープン戦、阪神2-2広島」(9日、甲子園球場)

 光明が差してきた。最終年を迎える矢野阪神にとって、最大とも言える課題。2年連続セーブ王に輝いたスアレスが抜けた中継ぎ陣の穴を埋めるべく、期待の若虎が躍動した。

 まずは六回から登板した湯浅京己投手だ。この日、最速150キロをマークした直球、フォークを軸に、危なげない内容で2回パーフェクト。これでオープン戦3試合、計4回無失点となった4年目右腕は「ストライク先行で投げることができたし、いい感覚だった」と納得の表情でうなずく。

 九回に登板した及川雅貴投手も無失点。3試合、計4回無失点とした。先発調整から当面の中継ぎ起用が決まった3年目左腕が気持ちを切り替えて、結果を出し続けている。

 6年目を迎えた小野もオープン戦で3試合、計3回を1失点(自責0)。この日から岩貞が2軍調整となり、馬場も3試合連続失点とパッとしない中、春季キャンプでアピールしきれなかった面々が信頼を勝ち取っている。

 「スアレスが抜けた後の中継ぎで、若いやつが出てきてくれるのは頼もしい。どういうところでどう使おうかなという、もっと高いレベルの悩みを持たせてくれたらいいな」と目を細めた矢野燿大監督。当面はいわゆる“勝ちパターン”を決めずに臨むことを明かした。

 「別に誰が行ってもいいし、勝ちパターンだけじゃない勝ち方っていうのがウチは必要」と話し、2005年V時の必勝パターンを持ち出して力説する。

 「JFKみたいな圧倒的なパターンがあればいいけど、現状なかなかそこまでは到達していないんだから。全員が勝ちパターンに入る、そういう投手陣を作りたい」

 スアレスの代役として期待されるケラーはすでに6日に来日し、10日にチームへ合流。岩崎も週末に初実戦を迎える。この2人を軸に、あらゆるパターンを想定しながら整備を進めていく。




今年は小野選手に期待したい😇  https://twitter.com/Daily_Online/status/1501702499429847045 



小野、湯浅が一軍の舞台で奮闘してる中、斎藤も並々ならぬ思いがあるだろう この3人が活躍すれば中継ぎ陣が一気に強力になる


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