「阪神紅白戦、紅組-白組」(16日、安芸市営球場)
白組の先発としてマウンドに上がった阪神・青柳晃洋投手は、2イニングを投げて2安打無失点。山本昌臨時コーチ直伝の新球シンカーや、完全習得を目指すチェンジアップなどを多投。43球を要す内容だったが、同球で空振り三振を奪うなど、収穫の多い登板となった。
初回、1死から北條、木浪に連打を浴び、得点圏に走者を背負った。それでも続く陽川を右飛に斬ると、上本の痛烈なライナーを中堅・熊谷が好捕。無失点に切り抜けた。二回は先頭・板山を四球で歩かせたが、続く片山をからシンカーで空振り三振を奪った。
今季は開幕から西と2人、ローテーションを守って9勝(9敗)。投球の幅を広げるために、新球習得を目指している。今季最後の実戦登板を無失点で終え、来季に向けて収穫の1日になった。