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 阪神井上広大外野手(21)が尊敬するスラッガーの金言をアーチにつなげる。巨人岡本和の自主トレに2年連続で参加。前日20日に打ち上げ、この日は鳴尾浜でロングティーなどを行った。右の大砲として期待のかかる高卒4年目は、理想の打撃を目指し、ボールの捉え方を吸収。「点で捉えないと(岡本和は)言っていた。線で捉える感じを教えてもらった」と、侍ジャパンの一員でもある師匠からの言葉を明かした。

 昨季は1軍で5打数無安打と悔しさも残ったが、ウエスタン・リーグでは11本塁打と自身初の2桁アーチに到達。「自分がホームランバッターになりたいか、なりたくないかで、打ち方が変わる(と教わった)。自分が目指しているところもそこ」。今季5年連続の30本塁打を放った岡本和も、初の30本達成は高卒4年目の18年。師匠の背中を追い、飛躍の1年にする。

 昨秋11月安芸キャンプの打撃には岡田監督も絶賛。今春キャンプも1軍スタートが決まっており、森下、前川らとの開幕右翼争いが予想される。「やってきたことを継続してできれば。しっかりと出せるように準備していきたい」。どっしり構え、定位置取りへ猛アピールする。【波部俊之介】

 ○…育成ドラフト1位の野口恭佑外野手(22=九産大)が、井上のロングティーの打球を見て目を丸くした。「やっぱり体格も大きいですし、軽く打ってあそこまで飛ぶので、やっぱりすごい」と1つ下だが、プロで3年やってきた右の大砲の実力を見せつけられた。さっそく、本人を直撃し「うまく力まず打つ、軽く打ってみたいな感じで飛ばしてという練習」とコツを聞き出していた。

 ○…島田海吏外野手(26)が体重増で外野の定位置を狙う。昨季は自己最多123試合、スタメン68試合に出場し、チーム3位の21盗塁をマークした。だが「あんまり注目されていない」と右翼、左翼争いでは新外国人や若手の名前ばかりが挙がっている。「打たないとレギュラーにはなれない」と、昨年12月からウエートトレーニングで体重を3キロ増やした。力強さを増した打球で安打を増やし、道を開く。

https://news.yahoo.co.jp/articles/73e2b0f2e809e1388ffc9f459aefac103505f14c


新人選手たちの前でロングティーに励む #井上広大 選手。すっかり先輩の貫禄が漂いますね。 pic.twitter.com/JirObWlngP


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