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 阪神のドラフト1位・森木大智投手(18)=高知=が3月4日からの教育リーグ・オリックス3連戦(鳴尾浜)で“実戦デビュー”する可能性が22日、浮上した。平田2軍監督が青写真を明かした。

 「シートを25日の金曜日に投げるわけだから、(翌週の)金、土、日のうちのどこかで投げる可能性はある。普通に考えたらね」

 当初は27日の練習試合・四国銀行戦(安芸)で投げるプランも構想にはあった。それでもキャンプ中は慎重に調整させる方針が決まり、クールごとに球数の上限を設定しながら段階を踏んできた。

 安藤2軍投手コーチも「現状、1日60球投げているので、問題なくシートに行けるかな。シートを見てOKなら実戦を決めようかな」と今後の見通しについて言及。「もう少し早く投げさせようと思ったら投げられたと思うけど、ペースも分からないと思うので焦らせずにね」とオーバーワークにならないことを最優先したという。

 森木はこの日までに計8回、ブルペンで投球練習を行ってきた。21日の60球が最多投球数。クイックなどの動作も取り入れているが「やっぱり足を上げているだけではダメ。走者が出た時にどう投球するかが投手は大事なので、その想定です」と実戦を見据え、準備を進めている。

 「自分は飛ばしすぎるタイプですが、球団の方々にしっかりと管理をしてもらっている」と感謝の言葉も口にした森木。“プロ初登板”に向け、万全の態勢を整えていく。

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