
◆JERAセ・リーグ 阪神6―2巨人(6日・甲子園)
阪神が7回裏終了降雨コールドゲームで、今季初の伝統の一戦を白星で飾った。2回に梅野の適時打、木浪の犠飛で2点を先制すると、3回にも大山、サンズの連続タイムリーなどで一挙4点を挙げた。
投げては先発・西勇が巨人打線を4安打に封じ、7回ながら今季1勝目をチームの初完投でマークした。
昨季は開幕カードだった6月19日の東京ドーム3連戦で3連敗スタートとなり、シーズン序盤の波に乗れない要因となった。矢野監督は会心の白星発進に手応えを口にした。以下は一問一答。
―今シーズンの甲子園開幕を勝利で飾った
「いやもう、ジャイアンツでしたし、いいスタートを切りたいというところで、切れてうれしいです」
―足元が悪い中で西勇は7回2失点
「いやぁ条件的にはね、点数もちょっと多く入って、またこの雨で、いろんなことで集中しにくいところでしたけど。勇輝らしくね、丁寧に丁寧に投げてくれて。最後まで行ってくれたというのは本当に、非常に助かりました」
―勝ちもついた
「前回もいいピッチングで負け投手になったのでね、そういうところでは西自身がつかんでくれたところですけど、また打線もね援護してくれました」
―打線は2回、3回に集中打
「やっぱりああいう形でね、1点じゃなく2点、3点と取っていけると流れがこっちにも来ますし。サンズやきょうはリュウ(梅野)や聖也(木浪)もね、つながったいい打線、いい攻撃ができたので。あしたにつながると思います」
―大山に久々のタイムリーヒット
「そうですね、まあタイムリーと言わずね、もちろんホームランや、もっともっと打って欲しいですし。そういうところで回ってくる打順なんでね、悠輔自身が引っ張っていってくれるというのをもっと見たいですね」
―佐藤輝は右飛で観衆も喜んでいた
「そうですね、甲子園じゃなければホームランかなというようなところですけど。今度はね、もっと完璧に放り込んでもらいたいです」
―伝統の一戦勝利
「過去のことはね。今までより大事なのは、これからなんで。これからを大事にしていきます」
―10試合で7勝3敗
「これも終わったことなんで。いいことは、どんどんプラスにしてやっていきますし、反省して、前に進んでいきます」
―明日に向け
「精いっぱい戦います」