◆ウエスタン・リーグ 阪神―オリックス(25日・甲子園)
今季限りでの現役引退を表明している阪神・桑原謙太朗投手が、「引退登板」に臨んだ。
2―2の9回。大きな拍手に包まれた甲子園で最後のマウンドへ。大下に対し、初球は137キロで空振り、2球目は121キロで空振り、最後は136キロで空振りを奪い、3球三振。かつて対戦相手を震え上がらせた“真っスラ”とスライダー、桑原らしい投球で有終の美を飾った。
大下との対戦を終えると、両軍ベンチから花束を受け取り、スタンドに手を振りながらベンチに下がった。無人の右翼席には「虎を支えたスライダー 苦労人 桑原選手 お疲れさま」と書かれた横断幕が見えた。
14年オフにオリックスから阪神に移籍した右腕は17、18年と2年連続で60試合以上に登板。17年には43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞に輝いた。通算成績は242試合に登板し、15勝13敗、78ホールド、防御率3・61。
桑原謙太朗、引退登板:トラニュース
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