
阪神・矢野燿大監督(52)が9日、兵庫・鳴尾浜で始まった新人合同自主トレを視察し、新人9選手を集めて訓示した。
「緊張してる? 俺も(新人時代が)30年ぐらい前になるけど、みんなも多分、同じような気持ちやと思う。今持っている力を発揮して、うまくいくのが一番いいことかもしれんけど、俺としては早く壁にぶち当たってほしい。その壁が自分を成長させるものになると思う」と呼びかけた。
この日はドラフト1位の佐藤輝明内野手(21)=近大=らがランニング、キャッチボールなどで精力的に体を動かした。練習を見守った指揮官は「全体を見たわけじゃないですけど、早くユニホームを着て、プレーする姿をより見たいという気持ちになりました。確定ではないけど、ケガをしている育成の岩田と高校生の高寺以外は(1軍キャンプに)連れていきたいと思っています」と最大7選手を沖縄・宜野座キャンプに帯同させる意向を明かした。