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 阪神・矢野燿大監督(53)が19日、甲子園での全体練習後、取材に応じ、し烈なCS争いを勝ち抜く覚悟を口にした。広島と同率3位で、5位・巨人とはゲーム差なしとなった。残り6試合で6連勝フィニッシュへ、金村投手コーチは藤浪、西純を中継ぎスタンバイさせると明言。自慢の投手陣を総動員してAクラスを死守する。

 もう負けられない。前夜18日のヤクルト戦は拙攻&拙守連発で今季26度目の完封負け。CS進出へ、レギュラーシーズン最後の正念場だ。矢野監督は「目の前(の試合)をどう取るか。昨日もエラーで負けたり、点を取れないっていうのはファンの人に見せたくない。前を向いて。しょんぼりしててもしょうがない」とスパッと気持ちを切り替えた。

 残り6試合は自慢の投手陣を総動員して戦う。金村投手コーチは18日・ヤクルト戦で先発した藤浪の今後の起用法について、改めて「第2先発」と明言。同戦では19日に先発予定の西純も中継ぎでスタンバイしていた。

 同コーチは「(20日の先発は)ヤギ(青柳)だから5回をしっかり投げてもらいたいというのはありますけど、1点でもリードしたら(第2先発を)つぎ込む形というのはヤギのためにもなる」と説明。ケラー、岩貞、浜地、湯浅、岩崎ら、勝ちパターンで投入する中継ぎ陣は盤石だ。そこにロングリリーフが可能な藤浪、西純が加われば、たとえ先発が序盤で崩れても、積極継投から勝機を見いだすことができる。

 この日、5位・巨人が勝ち、同率3位の阪神、広島にゲーム差なしまで迫ってきた。青柳、伊藤将はタイトル争いや個人記録もかかるが「間違いなく監督は勝利を優先しますし、本人たちも分かっている」と金村コーチ。とにかく、まずは連敗を止めたい。チーム一丸となって、Aクラス死守を狙う。

 指揮官も誓いを新たにした。見据えるのは全勝フィニッシュだ。「(勝率)5割を目標っていうよりは、目の前の試合を勝っていく結果、6連勝になれば最高だし。それが結果的に5割を超えれば言うことはない」。指揮官にとって集大成となる残り6試合。最後まで前を向いて戦い抜く。




藤浪くんも西純くんもブルペン待機させるなら、勝ちパターンじゃないリリーフの出番ありませんね。てかベンチ入り枠にも入れませんよね。





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