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<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

阪神2年目の栄枝裕貴捕手(24)が、虎視眈々(たんたん)と「第3の捕手」を狙っている。ウエスタン・リーグには5月15日時点で19試合に出場し、打率2割3厘。バットでのアピール不足は否めないが、プロ1年目の昨季から高い評価を受けていたリード面には磨きがかかっている。

4月12日のこと。1軍昇格を控えた新助っ人、アーロン・ウィルカーソンと2軍戦でコンビを組み、1回無失点で送り出した。同22日には、西純矢投手(20)が2軍戦で9回1失点。この時の捕手も栄枝だ。西純はその後1軍昇格。ローテの一角を張っている。

「みんなファームで頑張っているんですけど、結局は1軍で投げたい。必死で投げているのを、自分がどうにかして、なんとか1軍に上げられるリードできないかなと」

1軍なら、あのバッターなら、この場面なら。視線の先に常に「1軍」を置いている。両右腕の活躍は、背番号39が無関係とは思えない。

昨季は2度の疲労骨折で戦線離脱。最終的にはファーム日本一の中心選手として戦うことができたが、痛すぎる負傷だった。

「またけがしたらもう、『あいつずっとけがするやつやん』ってキャラが定着してしまう」

課題は明白。「胸郭の動きが悪くて…」。改善するために、練習前にピラティスを導入した。キャンプ前、神戸のトレーナーのもとで指導を受けたメニューを、今も練習前に自室で続けている。

16日には24歳の誕生日を迎えた。おのずと身も引き締まる。

「あいつに100歩くらい先を行かれている。巻き返したい思いはずっとあります」

同学年で同じ関西学生リーグ出身の佐藤輝明内野手(23)の活躍が、何よりの刺激になっている。梅野隆太郎捕手(30)、坂本誠志郎捕手(28)、今季から捕手登録を外れた原口文人内野手(30)が1軍にいる現状だが、隙あらばと準備を続ける日々。“100歩先を行くあいつ”に追いつき、1軍捕手争いに割って入る。【阪神担当 中野椋】




【阪神】「第3の捕手」狙う栄枝裕貴、視線は常に「1軍」西純矢ら昇格助けた好リード磨く - プロ野球番記者コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ 体丈夫にして打撃上げてはよ上がってきてくれ榮枝  https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/202205160000019.html 



虎視眈々 【阪神】「第3の捕手」狙う栄枝裕貴、視線は常に「1軍」西純矢ら昇格助けた好リード磨く(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/ddac48f0b7146a1015095b4e19fb064d37f207b9 


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