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阪神矢野燿大監督(53)が来春の宜野座キャンプで、今季同様に第1クールでの紅白戦を予定していることを明かした。今春は球団史上最速の2月4日に紅白戦を6イニング行った。ルーキーの佐藤輝、中野もスタメンで出場し、西純ら若手が登板。いきなりのアピール合戦となった。

矢野監督は「今のキャンプって、オレらの時代とは違って、練習試合やオープン戦も早い。そこからもう、ふるいにかけるので」と説明。2月8日には来季の初対外試合でBIGBOSS新庄監督率いる日本ハムとの練習試合(宜野座)が入っている。それだけに、しっかり仕上げてキャンプインすることが求められる。

「ルーキーを含めて、早い段階で、いったん今の力を探る」と話す。状態次第で抜てきも考えているドラフト4位、高校通算37発の前川右京外野手(18=智弁学園)の実戦デビューもありそうだ。今季同様のスケジュールなら対外試合前の紅白戦は2試合。2年目を迎える佐藤輝や中野もBIGBOSSとの対決に向け、実戦感覚を取り戻す機会になりそうだ。中堅近本以外はレギュラー白紙と考える矢野監督が、来春も実戦多めのキャンプで、激しい競争を促す。【石橋隆雄】



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