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 9年目で初の開幕投手を務める阪神の藤浪晋太郎投手(26)が23日、鳴尾浜球場での全体練習に参加した。3日後に迫った本番には今季から新調した紫色のグラブを使用。これまで幾度となく先輩アスリートとして助言を授かってきたJRA騎手の武豊(52)のイメージカラーを意識した“相棒”だ。20日のレースで負傷し、右足甲の骨折が判明した大先輩に開幕戦の快投で恩返しする。

 2月、紫色のグラブはキャンプ地・宜野座のブルペンでひときわ目立った。ワインドアップの投球フォームを彩る心強い“相棒”。藤浪はキャンプ中に「いい色やね、って結構言われます」と表情を緩め、明かした。

 「武豊さんのブーツの上のサポーターがずっと紫なんですよね。昨年グラブの色を決める時に、そう言えば紫は豊さんの色だなと」

 紫は16年も1年だけ使用。同じ色でも、レジェンド騎手へのリスペクトの思いを“上塗り”した形だ。武からは「俺のをパクったな(笑い)」と突っ込まれ、「まねさせてもらいました」と返したという。

 プロ入り後に親交を深め、オフは武のプロデュースする京都市内のジム「TAKE PHYSICAL CONDITIONING GYM」でトレーニングを継続。近年は顔を合わせる機会は増え、多くの学びを得てきた。

 「本当に一番尊敬しているアスリートですし、ものの考え方とか、生き方を教えていただいているので」

 忘れられない夜がある。武に“直球”を投げ込んだ――。

 「お酒の力もあったかもしれないですけど…思い切って聞いてみようと」。18年オフの会食で切り出した。

 「武豊は武豊であることをどう思っているんですか?」

 大阪桐蔭時代から浴び続けてきたスポットライトは自らを輝かせた一方、目をそむけ始める自分もいた。当時は成績が下降し始めた期間とも重なる。苦闘の末、嫌気がさしていたのかもしれない。だからこそ長く華やかに見えるキャリアを歩んできた52歳の答えが知りたかった。

 武「うれしいよ。自分で言うのも変だけど、つらいこともたくさんある中で、これだけ注目されるってなかなかないと思うしね」

 見える景色が変わった。

 「自分も叩かれて批判されて、いろんなことがある。ブルペンで何球投げたとか、そんなことが記事になる。でも、それだけ注目されるって特別なことなんだなと。捉え方で変えられる」

 武は20日のレースで右足甲を骨折するアクシデントに見舞われた。5月復帰を目指す先輩に3日後に迫った開幕戦で快投を届けたい。「“今年は甲子園に見に行こうかな”と言ってくださっているので、いい姿を見せたい」。みなぎる力でグラブを握る。 (遠藤 礼)




#今日の1面】 藤浪投手です‼️ 今季は新調した紫色のグラブを使用🐯これまで幾度となく助言を授かってきた武豊騎手のイメージカラーを意識した“相棒”です🐯 さあ、あと2日🐯尊敬する大先輩に開幕戦の快投で恩返しを🐯 #藤浪晋太郎 #tigers #スポニチ pic.twitter.com/xK5rmjbaPI



めちゃくちゃステキな話😭 阪神・藤浪が紫のグラブで開幕マウンドに上がる理由 キャンプ中に明かした武豊との「絆」とは - スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/03/24/kiji/20210324s00001173091000c.html 



藤浪くんのカラーは紫色💜 先日この色について呟いたけど、尊敬する競馬騎手🏇「武豊さん」のカラーやったんやぁ😍、武豊さんのためにも開幕⚾️頑張って👍、#阪神タイガース#藤浪晋太郎#ラッキーカラー#紫色  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/03/24/kiji/20210324s00001173091000c.html?amp=1&__twitter_impression=true 


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