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<阪神4-7巨人>◇3日◇甲子園

野球をチーム全体でやっているのか、それとも個々でやっているのか。首位を走る巨人と大きく引き離されている阪神で、その差が明確に出た試合になった。

阪神が4回、丸に先制の適時打を浴びた場面。1死三塁で内野は前進守備を敷いた。3回まで0封していた両投手のデキを見て、1点もやりたくないベンチの作戦だ。だが、肝心のバッテリーが前進守備の意図を理解していなかった。梅野は1、2球目とも高めに構え、ガンケルも要求通りに投じて偶発的に2ナッシングになった。犠牲フライがいやな場面、ゴロを打たせたい場面、ゴロで間を抜かれたらやむなしの場面。なぜ低めではなく、内野の頭を越されやすい高め勝負なのか。そして3球目も高めだった。梅野は中腰でつり球にしたかったのだろうが、ガンケルが高めの打ちごろに投げて、あっさり左翼線に運ばれた。何のための前進守備なのか。ベンチとバッテリーが全く違う野球をやっていた。野球は個々だけで戦うスポーツではない。1つになって戦えていない象徴的な場面だった。

対して巨人は2点リードの6回、勝負を決めた攻撃が分かりやすい。併殺崩れで一塁に残った丸が走るぞ、走るぞ、と見せかけて揺さぶった。ガンケルは丸を気にして何度もけん制せざるを得ず、打者への集中力がおろそかになっていった。完全にコントロール負けして中島に四球を与えると、大城に大甘のスライダーを投げて決定的な3ランを被弾。丸がチームとして、打者優位をつくり出す役割を自然に果たしていた。全体で戦っている巨人の強さが出た象徴的な場面だった。

外国人を含めた個々の力の差は、ものすごく大きいわけではない。前日の西勇のように個の力で勝つ試合もある。だが、勝負どころで組織全体で戦えているかどうかの差が明暗を分ける試合も多く、今季5勝13敗の結果につながっている。開幕3連敗に始まり、巨人の独走を許した責任は大いに阪神にある。チーム全体で戦う野球をしないと、来年も同じ繰り返しになる。(日刊スポーツ評論家)




中西の言う通りかもしれない ……… 組織で戦う巨人 戦えない阪神その差歴然/中西清起  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201003-20030881-nksports-base  #Yahooニュースアプリ



相手選手に死球を与えておいてそれを喜んだりする前に、OBにすらこう言われてしまう応援するチームの現状に対して叱咤激励するのが先じゃないかと思うんだけどね(´_ゝ`) #ジャイアンツ 組織で戦う巨人 戦えない阪神その差歴然/中西清起(日刊スポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/ed626954785579b44272f9cbe7427737904be9fd 


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