テーマは昨季好調時に戻すこと。自身２連敗中と波に乗れない阪神・藤浪晋太郎投手（２２）は
９日、甲子園室内での練習で金村暁投手コーチ（４０）らに投球フォームの修正を施された。
セットポジションの際に“お辞儀”してしまうなど３つの悪癖を見直し、
１０日の巨人戦（甲子園）で必勝を期す。

　室内練習場に威勢のいい音が響き渡った。セットポジションから藤浪が
片山ブルペン捕手のミット目がけてズドン。近くでキャッチボールを見守っていた
金村投手コーチが納得顔を浮かべた。

　「感覚としては良いものができつつある。それを毎回、毎球出せるようにしたいと思っています。
状態は決して悪くはないので」

　開幕から３連勝したが、直近の３試合では未勝利（０勝２敗、防御率５・６８）。
前回登板３日の中日戦（ナゴヤＤ）も７回４失点で、大事な火曜日に２連敗を喫した。
とくに与四死球はリーグワーストタイの２１。制球の悪さは深刻だ。金村投手コーチは
「今、フォーム修正を入れています。基本の真っすぐ（の修正）をね」とメスを入れたことを明かした。

　「セットポジションのときに、かがみ気味になっている。そうすると体のブレが大きくなる。
ブレが小さくなると体の開きも小さくなるので、しっかり立って投げることが大事です」

期待するのは昨季の復活劇だ。開幕から１勝４敗と不調だったが、
５月１４日のヤクルト戦（神宮）で９回１失点の完投勝利。そこから一気の６連勝を挙げ
プロ３年目で自己ベストの１４勝をマークした。
金村コーチは藤浪、香田コーチとともにその好調時のビデオと見比べて、修正点をチェック。
セットポジション時に首が“お辞儀”しているところからフォームのバランスが崩れているのを指摘した。

全文はニュースソース記事で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00000008-sanspo-base

藤浪、終わりの始まり