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野村克也さんの“孫”にあたる野村沙亜也さんに潜入取材、ノムさんから学んだこととは…

 昨年2月に虚血性心不全で亡くなった野村克也さんの“孫”にあたる野村沙亜也さんは、驚愕の打撃の持ち主だった。Full-Count編集部は真相を確かめるべく、都内のバッティングセンターで潜入取材。約40分に及ぶ実演で、ヤクルトでの現役時代に野村監督に従えた飯田哲也氏(野球評論家)も驚かせる打撃センス、パワーを見せた。

 やっぱり野村家は半端なかった。165センチの沙亜也さんは、右打席でバットを背負うように構える。「野球は3年半前から始めました」と言うが、その雰囲気はとても“初心者”には見えない。打撃マシンの速度は110キロの快速球。豪快に振り抜いたバットで、左中間方向へ快音を連発させた。

「緊張しました。全然打てなかったです」。悔しそうな表情をのぞかせたものの、周囲を驚かせるパワフル打撃だった。飯田さんは「スイングは力強いですね。女の子で110キロを打てる子は少ないんですけど、非常に普通に振っていた。ビックリしました」と目を丸くした。

 ノムさんも認める打撃だ。2019年12月、野村克也さんを交えた食事会。沙亜也さんが自身の打撃動画を見せると、「男顔負けじゃん。すげぇ」と、ただただ絶賛。同時に打撃のワンポイント指導も受けた。「もっと腰を使って振りなさい」。この言葉は今も胸に刻んでいる。

 沙亜也さんの父は元プロ野球選手のケニー野村さん。米ロサンゼルス育ちで学生時代は「学校にソフトボールのチームがなくて。野球にも興味がなかった」と振り返ったものの、3年ほど前から徐々に興味を持つようになった。米国の自宅近くにはバッティングセンター。一時は毎日のように通い詰めた。

「練習した分だけ自信が出てきています。現状に満足していませんが、練習やプレーを楽しんでいます。それが一番大事なことです。男の子に生まれていたら野球選手になりたかったですね」。フランクリン製の“マイ革手”もある。やはり野村家の血が騒ぐのだろうか。約40分、打撃マシンに対峙する沙亜也さんを見た飯田さんは、「一番は野球に対する姿勢。うまくなりたいという向上心は『さすが』だなと思いました。悔しがり方も本物だなと思いました。すぐうまくなると思います」と太鼓判を押した。

 友人らに誘われて参戦する草野球では左翼、中堅と外野のポジションに就く。私生活でも「パワーヒッターでスピードもある。性格もいいと聞くし、全部を持っている」という憧れのエンゼルス・トラウトの動画を見て研究している。沙亜也さんは「成功に失敗。野球から学ぶことは人生においても役立つと思っています。ただただ野球を楽しめればいいです」というが、いつか表舞台で打棒を炸裂させるところを見てみたい。

小谷真弥 / Masaya Kotani






メジャーリーガーみたいな構え 野村克也さんの“孫娘”が衝撃のパワフル打撃披露 元燕V戦士も驚愕「ビックリした」 | Full-count  https://full-count.jp/2021/01/30/post1036657/ 



@takanori1976 めちゃくちゃ良いバッティングしますねw


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