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懐かしい人の話題をひとつ。林威助監督の台湾リーグ2連覇を祝う会が、ごく親しい仲間だけが参加して、西宮市内で開催された。

阪神時代は「リンちゃん」と親しまれた大砲も、もう43歳。すっかり貫禄が出て、今は台湾プロリーグ・中信兄弟の指揮官。同チームのコーチを経て、2021年に監督に。3年契約を結び、契約初年度から連続優勝。名将への道をまっしぐらで「もちろん3連覇を目指して頑張ります。タイガースも岡田監督が戻ってきたので、ぜひ頑張ってほしい」と力強く宣言&古巣へエールを送っていた。

近大から03年ドラフト7位で阪神に入団。日本でのキャリアハイは07年だった。115試合に出場、15本塁打を放ち、58打点を挙げ、打率・292。ちょうど岡田現監督の第1次政権。憧れの4代目ミスタータイガース・掛布雅之の背番号「31」を引き継ぎ、岡田監督を支えて、未来のタテジマ主砲の座は約束されているかにみえた。

が、故障に苦しみ、タテジマを去ることに。14年シーズンからは母国でプレーを続け、その後、指導者に。苦労した分、いい監督になっているのだろう。

祝う会には、岡田監督からもお祝いのメッセージが寄せられ、和やかなムードに。

65歳岡田監督にとっては、後継指導者の育成も大きな仕事だ。自身の前政権時代に活躍した選手がコーチとして入閣し、さらには臨時コーチとしての招へいを決めている。指導者を指導する大役も担う。でも、こうして実績を比較すると、リンちゃんが岡田門下生の中では一番出世かも。岡田監督ですら連覇の経験はないのだから、文句なしの出世頭だ。

そして、林監督が明かしたのが、タイガースとの練習試合だった。来春の阪神沖縄キャンプ中に、林監督率いる中信との腕試しが計画中。日程調整はすでに最終段階に入っているという。「アレ」を目指す阪神に、リンちゃんが力を貸してくれる!! 野球強国・台湾の連覇チームだから、格好の相手になるはず。

阪神は来春から初めて、沖縄で1、2軍合同でキャンプを行う。アピールの場は多い方がいいに決まっている。師弟同士の指揮官対決は、2月のちょっとした話題になるだろう。

台湾から沖縄って遠いのでは? 移動が大変では? と思うかもしれないが、これが意外に近い。30年ぐらい前、阪神の主力選手が沖縄・石垣島で合同自主トレを行った時代がある。和田豊、仲田幸司、亀山努、新庄剛志…。主力級の中には、当然ながら当時のタイガースの顔、岡田現監督もいた。

「台湾の最北端は、石垣島よりも北にあるらしいな」

そう教えてくれたのは〝知識の泉〟岡田選手だった。日本の南の果ての島は、台湾と同じぐらいの緯度なのかぁ。〝岡田プチ情報〟で台湾をすごく身近に感じたのを覚えている。

「台湾うなぎはおいしい」

これも岡田情報。石垣島の食事が口に合わず、台湾うなぎの店に入り浸ったのも、遠い昔の思い出だ。

阪神の新助っ人も順番に発表されて、本日はノイジー。これで岡田阪神、戦闘態勢が整いました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f4a5e1cebd315dd0f95cc0fa9f8cbb3db4bb3e0


楽しみなカードです。 【虎のソナタ】岡田監督VS林威助監督の師弟対決見れるかも!? 来春C、阪神―中信兄弟練習試合を計画中!(1/2ページ) - サンスポ  https://www.sanspo.com/article/20221217-N3FJLRKPAJNRBKWWHN7KERDJCA/  @SANSPOCOMより


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