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 阪神の話題をさまざまな角度から不定期で提供する新企画「Tigers Club House(タイガースクラブハウス)」。第2回は新たな「走りのスペシャリスト」と期待される熊谷敬宥内野手(25)が胸の内を明かしてくれた。脚力を強みとする選手の故障が相次ぎ、重責を担う形に。準備を怠らず“あの先輩”の背中も見つめ、果敢に挑む。

 ■植田、江越が負傷…“快足系”選手が駒不足に

 重圧もタッチもかいくぐり、チームの期待を得点という形に変える。今季の虎で「走」の切り札を担うのは、プロ4年目の熊谷だ。通算6盗塁ながら、このチャンスに燃え、今にも駆け出しそうなほどウズウズしている。

 「代走の一番手として、しっかりと与えられた役割を果たすだけだと思う。場面を考えながら、次の塁、次の塁を積極的に狙っていけたら」

 開幕は2軍だったが、植田が3月25日に左脇腹を負傷。江越も同27日に左足を負傷し“快足系”の選手が駒不足に。矢野監督が翌28日に1軍へ呼び寄せたのが、熊谷だった。1年目の2018年から矢野2軍監督に「超積極」野球をたたき込まれ、ファームで23盗塁。1軍では18、20年の3盗塁ずつしかないが、21年は一気に「矢野虎を勝たせる走り」が求められる立場となった。

 「すごい緊張感があるところで行くので、いい準備をして、緊張した中でも結果が出せるようにやっていきたい」

 ■体に染み込ませる心と体の準備

 3日の中日戦(京セラ)も0-0の九回無死一塁の一走として送り込まれ、山本の劇打でサヨナラのホームを踏んだ。試合が終盤に差し掛かるにつれ、心と体を準備していく作業を、今まさに体に染み込ませている。

 手本にしたい先輩もいる。打と走の違いこそあるが、代打で多くの経験と実績を持つ原口は、今年1月の自主トレから多くの時間をともにした尊敬できる存在だ。

 「ベンチ裏でもすごい準備をされていますし、一球一球ムダにしない。そういう姿を見せてくれるので、今後もしっかり学んでいけたら」

 しびれる場面で、しびれる走りを。その端正な顔で、熊谷は真っすぐ先の塁だけを見つめる。

 【熊谷 敬宥(くまがい・たかひろ)】 1995(平成7)年11月10日生まれ、25歳。宮城県出身。小3で野球を始め、仙台育英高では2年秋から遊撃のレギュラー。2年夏、3年春夏と甲子園に出場。U18日本代表にも選出された。立教大を経て2018年D3位で阪神入団。今季は代走、守備固めで4試合に出場。通算61試合で打率・276、0本塁打、5打点。175センチ、68キロ。右投げ右打ち。年俸1000万円。背番号「4」




こういうとこで原口は良いお手本になってるんだなあ レギュラーじゃないけど仕事こなすし後輩の見本になるしホント素晴らしい選手だな 【Tigers Club House】「走りの神」候補 チャンスに燃える熊谷が手本にする先輩は?(サンケイスポーツ) #Yahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/fd931a28763b8bb337f30566f3b4a17afbb97d8d 


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