
「阪神-中日」(19日、甲子園球場)
阪神がノーヒットで勝ち越しに成功した。
四回に大山、岩貞の失策が絡んで同点に追いつかれた直後の攻撃。思わぬ形で大量点を獲得した。1死から岩貞に代わって北條が代打で登場。四球を勝ち取ると、続く近本が投手の前にセーフティー気味にバントを転がした。これが梅津の一塁悪送球を誘い一、二塁に。続く糸原が3打席連続となる四球を選び、先制の適時打を放っているサンズに回った。
ここでたまらず中日ベンチは梅津から藤嶋へとスイッチ。ただ、この継投は裏目だった。ストレートの四球で押し出しとなり、勝ち越しに成功。さらに大山にも1球しかストライクが入らず、2者連続の押し出し。第1打席に左犠飛、第2打席に左中間への二塁打と好調の福留も中犠飛で続いた。福留の1試合2犠飛はNPB18年目、通算1880試合目の出場で初めて。
中日の自滅につけ込み、3点をリードした。