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 阪神の岡田彰布新監督(64)が16日、大阪市内のホテルで就任会見に臨んだ。すでに6コーチの退団が発表されるなど、来季に向けた体制づくりは着々と進行中。新指揮官には05年のV戦士を入閣させる考えもあったが、今回は球団側と話した上で自重した。組閣の裏側に隠された岡田監督の考えとは。今季〝岡田番〟を務めたデイリースポーツの担当記者が解説する。

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 9月下旬。岡田氏は阪神球団幹部から連絡を受け、同22日に大阪市内のホテルへ。監督のオファーを受けた。両者の最終的な目標はリーグ優勝、日本一。生え抜きを育てる方針でも考えが一致。同氏はその場で受諾し、監督復帰が決まった。

 この時点で阪神のレギュラーシーズンは残り4試合。CSを逃せば、すぐに新体制がスタートする状況だった。新外国人、ドラフト戦略…。決めなければならないことが山積する中、受諾した席で組閣に着手した。

 ただ、岡田氏主導で進められる状況ではなかった。復帰は2008年以来。球団内に04~08年の第1次政権を支えた球団幹部は残っていない。大半のスタッフ、選手も入れ替わった。「分からんことが多すぎる」。同氏にとっては球団や選手の状況や内情など、全てが手探り状態だった。

 組閣にあたって「勝つだけなら」と、経験豊富なベテランコーチを呼び戻すプランも温めていた。自身が指揮官だった05年のV戦士を入閣させる考えもあり、球団に候補の現状を確認している。

 だが、今回は球団側と話した上で自重した。「まず俺が球団や選手を見て、話をして、知っていかんとあかんから」。大山や佐藤輝らの指導を期待される打撃部門の今岡氏と水口氏、失策が課題の内野守備部門を任せる馬場氏の入閣などは意見を伝えているが、現時点で固まりつつある陣容の大半は、球団の意向を尊重した。

 長年球団に在籍する平田ヘッドコーチ、和田2軍監督、1軍コーチの2軍へ配置転換などは球団の提案を承諾。チーム状況を把握することに重点を置いた組閣となった。

 将来の理想は、阪神OBが首脳陣の中心を担い、生え抜きが主力として活躍するチームだ。岡田氏は選手を鍛え上げていく上で、指導するコーチの育成も重要視している。

 「もちろん勝つことが大事やで。でも、今回は勝つだけが目的じゃないからな。(指導者の)世代交代というのもあるから。勉強していかなあかんコーチもおるし、次の世代のことも考えてやらんとあかん。勝ち方を教えていく」。今秋キャンプからはコーチも指導し、それぞれに選手を育てる能力や適性があるかどうかも見極めていくだろう。

 現状を把握した上で、来オフからは“新しい血”を入れる可能性がある。05年の優勝に貢献した赤星氏、井川氏、鳥谷氏…。岡田氏の構想には確実に彼らの名前がある。自身の後任育成も重要な課題。次世代も見据えながら、第2次政権の船出を切る。(西岡 誠)




岡田監督の指導者も次の世代に向けてってことは今岡一軍監督が岡田監督後の既定路線かな?? 岡田阪神「組閣」は現状把握に重点置いた布陣 赤星氏、井川氏、鳥谷氏らは来オフ以降の構想に(デイリースポーツ)  https://news.yahoo.co.jp/articles/f92d40e1d0384d55788685ec5c55eb024d6fc962 



現状を把握した上で、来オフからは“新しい血”を入れる可能性がある。 05年の優勝に貢献した赤星氏、井川氏、鳥谷氏…。 岡田氏の構想には確実に彼らの名前がある。 自身の後任育成も重要な課題。次世代も見据えながら、第2次政権の船出を切る。  https://news.yahoo.co.jp/articles/f92d40e1d0384d55788685ec5c55eb024d6fc962 


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