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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、阪神・岡田彰布新監督(64)が、巨人と2球団が競合した高松商(香川)・浅野翔吾外野手(17)の入札抽選で、当たりクジをつかめなかった。

 抽選順は巨人が先。岡田監督は残りくじに掛けたが、残っていなかった。

 くじ運は決して強くない。04~08年の阪神第1次政権、10~12年のオリックス監督時代の計8度、ドラフト会議の抽選に参加。07年高校生ドラフトの外れ1位で、横浜(現DeNA)との競合の末、高浜(21年引退)を引き当てたのが唯一の当たりクジで、ここまで5連敗中だった。

 だが、前日の取材対応で、これまでは「右肩痛」のため左手でくじに臨んでいたことを告白。「(右肩も)だいぶん回復したんでね。占いが良かったら、右手で引こうかなと思いますけどね。右手が上がらなかったからね。箱に入れるのが痛かった。本当の話」と、ユーモアたっぷりに通算1勝7敗だったくじ運の背景を語っていた。この日は予定通り、黄金の右手を解禁したが、当たりクジをつかむことができなかった。

 巨人・原監督とドラフトでの直接対決は過去2度。06年高校生ドラフトでは愛工大名電・堂上直倫で阪神、巨人、中日が競合し、中日に引き当てられた。2度目は翌07年大学生・社会人ドラフトで6球団が競合した東洋大・大場翔太の抽選。この時はソフトバンクに交渉権が渡った。「優勝監督」として実績がある両指揮官もドラフトに限れば直接対決は2戦2分け。直接対決で初めて岡田監督が敗れたことになる。原監督は12度抽選に参加し、引き当てたのは08年の大田(現DeNA)の1度。ここまで6連敗中だったが、ついに2度目の当たりクジを引き当てた。

 両者は、岡田監督が1学年上ながらも大学時代には大学日本代表でクリーンアップも組んだ間柄。08年には、最大13ゲーム差を巨人に逆転され、阪神V逸の責任を取って岡田監督は辞任した因縁がある。来季から再び、指揮官として激突する両者だが、“伝統の一戦前哨戦”は原監督の勝利となった。




「岡田が外した」のではなく「原が当てた」。 残りくじなんだから仕方ない。 #阪神タイガース #ドラフト会議2022



くじ負けてますやん岡田さん


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