1: 名無しさん@\(^o^)/ 2021/01/15(金) 07:46:13.80 ID:CAP_USER9
野球殿堂博物館が14日、今年度の殿堂入りを発表。プレーヤー表彰、エキスパート表彰はともに該当者なし。2008年以降に2つに表彰が分かれてから両方ともに該当者なしとなったのは初。それ以前を含めると1998年以来23年ぶり12回目となる。また特別表彰ではアトランタ五輪野球日本代表監督などを務めた川島勝司氏と、ノンフィクション作家の佐山和夫氏が選出された。
「残念ながら該当者はありませんでした」
NPBのコミッショナーで野球殿堂博物館の理事長である斉藤惇氏が、殿堂入りの通知式で、そう発表した。競技者表彰は、2008年以来、引退後5年以降の選手で、その後15年間が選考対象となるプレーヤー表彰と、監督、コーチ引退後6か月以上、もしくは引退後21年以降の選手が候補者となるエキスパート表彰に分けられたが、どちらも当選ラインに届く候補者がいなかった。プレーヤー部門は2年連続2回目。エキスパート部門では6年ぶり5回目の事態となったが、両方が同時に選ばれなかったのは初だ。
プレーヤー部門で該当者なしとなった理由はハッキリとしている。
実は、今回、山本昌氏、谷繁元信氏、井端弘和氏、小笠原道大氏、川上憲伸氏、斎藤隆氏、高橋由伸氏、谷佳知氏、西口文也氏、松中信彦氏、和田一浩氏の11人の新たな候補者が加わり、候補者人数が30人に膨れ上がった。昨年の候補者は21人だったから9人増だ。
プレーヤー表彰は15年以上の取材歴のある野球記者、エキスパート表彰は、表彰委員会幹事、殿堂メンバー及び、30年以上の取材歴のある野球記者の投票により選考され、有効投票数の75%以上を得票した候補者が殿堂入りを果たすことになっているが、今回、票が割れたのだ。
野球殿堂には、前年度の次点者が、抜けた当選者の票を翌年にもらって当選となる“年功序列”の傾向が見られるのだが、昨年、当選ラインに7票足りない259票(73.2%)を獲得していたヤクルトの高津臣吾監督は、今回、票が伸びずに前回とまったく同じ259票(72.3%)に留まった。今回は10票足りなかった。横浜DeNAの監督を退任したアレックス・ラミレス氏も昨年と同数の233票(65.1%)である。
彼らが、本来、得られたであろう票を食ったのが、初候補で244票(68.2%)を集めて2位に躍進した山本昌氏と138票(38.5%)で6位に入った谷繁氏の中日OBコンビだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/766f67c2dcb867561029a5aa30051c0439cf84d9
1/15(金) 7:32配信
「残念ながら該当者はありませんでした」
NPBのコミッショナーで野球殿堂博物館の理事長である斉藤惇氏が、殿堂入りの通知式で、そう発表した。競技者表彰は、2008年以来、引退後5年以降の選手で、その後15年間が選考対象となるプレーヤー表彰と、監督、コーチ引退後6か月以上、もしくは引退後21年以降の選手が候補者となるエキスパート表彰に分けられたが、どちらも当選ラインに届く候補者がいなかった。プレーヤー部門は2年連続2回目。エキスパート部門では6年ぶり5回目の事態となったが、両方が同時に選ばれなかったのは初だ。
プレーヤー部門で該当者なしとなった理由はハッキリとしている。
実は、今回、山本昌氏、谷繁元信氏、井端弘和氏、小笠原道大氏、川上憲伸氏、斎藤隆氏、高橋由伸氏、谷佳知氏、西口文也氏、松中信彦氏、和田一浩氏の11人の新たな候補者が加わり、候補者人数が30人に膨れ上がった。昨年の候補者は21人だったから9人増だ。
プレーヤー表彰は15年以上の取材歴のある野球記者、エキスパート表彰は、表彰委員会幹事、殿堂メンバー及び、30年以上の取材歴のある野球記者の投票により選考され、有効投票数の75%以上を得票した候補者が殿堂入りを果たすことになっているが、今回、票が割れたのだ。
野球殿堂には、前年度の次点者が、抜けた当選者の票を翌年にもらって当選となる“年功序列”の傾向が見られるのだが、昨年、当選ラインに7票足りない259票(73.2%)を獲得していたヤクルトの高津臣吾監督は、今回、票が伸びずに前回とまったく同じ259票(72.3%)に留まった。今回は10票足りなかった。横浜DeNAの監督を退任したアレックス・ラミレス氏も昨年と同数の233票(65.1%)である。
彼らが、本来、得られたであろう票を食ったのが、初候補で244票(68.2%)を集めて2位に躍進した山本昌氏と138票(38.5%)で6位に入った谷繁氏の中日OBコンビだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/766f67c2dcb867561029a5aa30051c0439cf84d9
1/15(金) 7:32配信
3: 名無しさん@\(^o^)/ 2021/01/15(金) 07:47:24.76 ID:RcN7/QDD0
リー兄弟の兄、元ロッテのレロン・リー氏と、元オリックス(阪急)、ダイエーで10年間プレーしたブーマー氏だ。
リー氏は、首位打者、本塁打、打点のタイトルを総なめにし、4000打数以上の生涯通算打率.320は、歴代2位の記録。ロッテでの11年間の通算安打は1579安打(日米通算1983安打)、283本塁打だったが、候補者から消え、ブーマー氏は、首位打者2回、打点王4回、最多安打4回で1984年には打率.355、37本塁打、130打点で3冠王を獲得しているが、一度、候補者から消え、今回復活した。日本球界でのプレー年数と実績から言えばバース氏よりも、この2人が上。そのブーマー氏に票を取られ、バース氏の殿堂の歴史を塗り替える当選が幻に終わったのも皮肉なものである。
実は、今回、候補者数を広げることには、表彰委員会の内部で意見が分かれたという。候補者は表彰委員会が、東西の幹事の意見を持ち寄って決定するが、「プレーヤー表彰は20人に絞るべきだ」、「いやできる限り増やしていい」などの議論がなされた。候補に選ばれ、名前が挙がることそのものが名誉との見方もあるが、30人に拡大された時点で、「票がばらけて当選者が出ないかも」と危惧する声が上がったという。プレーヤー表彰は7人以内の連記方式で、今回、一人平均5.7人の記名と、昨年の5.4人より投票数は上がったが、結果、分母が大きくなり、75%をクリアするために必要な投票数も増えることになった。
リー氏は、首位打者、本塁打、打点のタイトルを総なめにし、4000打数以上の生涯通算打率.320は、歴代2位の記録。ロッテでの11年間の通算安打は1579安打(日米通算1983安打)、283本塁打だったが、候補者から消え、ブーマー氏は、首位打者2回、打点王4回、最多安打4回で1984年には打率.355、37本塁打、130打点で3冠王を獲得しているが、一度、候補者から消え、今回復活した。日本球界でのプレー年数と実績から言えばバース氏よりも、この2人が上。そのブーマー氏に票を取られ、バース氏の殿堂の歴史を塗り替える当選が幻に終わったのも皮肉なものである。
実は、今回、候補者数を広げることには、表彰委員会の内部で意見が分かれたという。候補者は表彰委員会が、東西の幹事の意見を持ち寄って決定するが、「プレーヤー表彰は20人に絞るべきだ」、「いやできる限り増やしていい」などの議論がなされた。候補に選ばれ、名前が挙がることそのものが名誉との見方もあるが、30人に拡大された時点で、「票がばらけて当選者が出ないかも」と危惧する声が上がったという。プレーヤー表彰は7人以内の連記方式で、今回、一人平均5.7人の記名と、昨年の5.4人より投票数は上がったが、結果、分母が大きくなり、75%をクリアするために必要な投票数も増えることになった。
4: 名無しさん@\(^o^)/ 2021/01/15(金) 07:47:29.19 ID:RcN7/QDD0
来年度は、プレーヤー表彰では、2年連続トップ投票となった高津氏、山本昌氏、エキスパート表彰では、トップ投票のバース氏と、73票(54.5%)で2位となった掛布雅之氏の阪神が日本一となった1985年のクリーンナップの同時殿堂入りへの期待感も高まるが、この候補者数問題をクリアしなければならないだろう。
1992年に野球殿堂入りしており、投票権を持つ広岡達朗氏は、今回、候補者数が増えたことに異議を訴えて、投票権の返上を一度、委員会に申し立てている。
「殿堂入りの該当者なしの結論は正解です。そもそも、なぜこの人が候補者になるのか、というふさわしくない人物まで候補になっている。私は、それを聞いたとき、誰でもかんでも名前を出すことは止めなさい、選考から降りるという話もさせてもらった。殿堂とは権威のあるものでなければならない。殿堂入りの定義をもう一度よく読んでごらんなさい」
1959年に創設された日本の野球殿堂は「日本の野球の発展に大きく貢献をした方々の功績を永久に讃え、顕彰するため」と定義されている。
広岡氏が示唆した「ふさわしくない候補者」が誰かはわからないが、異議を申し立てたのは、この定義の「大きく貢献をしたかどうか」という部分なのだろう。
それこそ曖昧な定義である。そこは投票者の判断に委ねられることになっているが、広岡氏は、殿堂の権威と品格は守られるべきだと考えている。
この日、特別表彰で殿堂入りしたノンフィクション作家で、高野連の顧問として21世紀枠の創設の理念作りにも携わった佐山和夫氏は、こんな話をしていた。
「20世紀の野球は、強さ、勝つこと、倒すことに価値を置く戦争の世紀。今後は、そこから脱却し、まったく違う多様な価値観を身につける必要があるのでしょう」
多様性の時代だからこそ、幅広く、いろんな人に選ばれる権利があってもいいのかもしれない。だが、選ぶ側に見識がなければ、多様性は単なるポピュリズムに置き換えられることになってしまう。
1992年に野球殿堂入りしており、投票権を持つ広岡達朗氏は、今回、候補者数が増えたことに異議を訴えて、投票権の返上を一度、委員会に申し立てている。
「殿堂入りの該当者なしの結論は正解です。そもそも、なぜこの人が候補者になるのか、というふさわしくない人物まで候補になっている。私は、それを聞いたとき、誰でもかんでも名前を出すことは止めなさい、選考から降りるという話もさせてもらった。殿堂とは権威のあるものでなければならない。殿堂入りの定義をもう一度よく読んでごらんなさい」
1959年に創設された日本の野球殿堂は「日本の野球の発展に大きく貢献をした方々の功績を永久に讃え、顕彰するため」と定義されている。
広岡氏が示唆した「ふさわしくない候補者」が誰かはわからないが、異議を申し立てたのは、この定義の「大きく貢献をしたかどうか」という部分なのだろう。
それこそ曖昧な定義である。そこは投票者の判断に委ねられることになっているが、広岡氏は、殿堂の権威と品格は守られるべきだと考えている。
この日、特別表彰で殿堂入りしたノンフィクション作家で、高野連の顧問として21世紀枠の創設の理念作りにも携わった佐山和夫氏は、こんな話をしていた。
「20世紀の野球は、強さ、勝つこと、倒すことに価値を置く戦争の世紀。今後は、そこから脱却し、まったく違う多様な価値観を身につける必要があるのでしょう」
多様性の時代だからこそ、幅広く、いろんな人に選ばれる権利があってもいいのかもしれない。だが、選ぶ側に見識がなければ、多様性は単なるポピュリズムに置き換えられることになってしまう。
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1610664373/