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<阪神11-3中日>◇19日◇甲子園

借金完済や! 3位や! 阪神が今季初の2ケタ得点で4連勝を飾り、勝率5割で3位に浮上した。

好調のジャスティン・ボーア内野手(32)が右臀部(でんぶ)の張りで今季初欠場となったが、代役5番の福留孝介外野手(43)が3安打4打点の活躍で勝利に導いた。中日に同一カード3連勝で、日曜日の甲子園では昨年から7連勝。最大8あった借金を完済した。

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大きなミッションを事もなげにこなすベテランが虎にはいる。福留がサンズとお立ち台に向かう。6月26日DeNA戦以来の先発出場で好守&3安打4打点。現役最年長の43歳が攻守でチームを4連勝に導いた。

福留 できすぎだと思いますけれど、良かったです。自分が出たときに自分ができる精いっぱいのプレーをしよう、と。

豪快なダイブとバットで勝利の扉を開いた。1回の右翼守備、2番武田の右前に落ちそうな打球に飛び込んだ。その好捕に加え、直後の1回裏では左犠飛で貴重な追加点を呼び込んだ。中盤以降も輝きは薄れない。4回に中犠飛、6回には左前適時打、8回にも中前適時打で4打点。3回に左中間二塁打を放っており、今季初の猛打賞も決めた。

チームは前日まで全試合出場を続けていた大砲を欠いていた。チームトップ5本塁打のボーアが右臀部(でんぶ)の張りを訴え、今季初めてベンチを外れた。さらに糸井も体調が万全ではなく、休養の意味も兼ねてベンチスタート。守備では糸井が守るライトに入り、打ってはボーアが座る5番を務めた。なんとも頼もしい活躍もサラリと振り返るのは、多くの修羅場をくぐり抜けてきたからこそ。

福留 特に自分が、という、あんまり気負いも必要ないと思うし、今はチーム自体がすごくいい流れで来てるんでね。僕は本当にいい状況の中で打席に立たせてもらってるんで。流れに乗ってやらせてもらったというだけですね。

もちろん準備は重ねてきた。今季1号を含む4打点の活躍をみせた16日ヤクルト戦の翌日(17日)。ナイター前に向かったのは鳴尾浜での2軍戦だった。平田2軍監督が「野球が好きなんだよね。その一言に尽きるんじゃない? 野球小僧じゃなくて『野球ミドルおじさん』だよ」と“命名”するほど野球に向き合っている。福留にけん引された打線は、今季初の2ケタ得点をマーク。今季初の同一カード3連勝も達成した。

何より勝率5割。開幕から12試合で2勝10敗、借金を最大8抱えた低空飛行から、その後12試合で10勝2敗のV字回復。3位にも浮上した。矢野監督は「新たなスタートをもう1回切れる。ここからしっかり積み上げていけるような、そういうスタートにしたい」。背番号8がさらなる上昇気流にチームを乗せていく。【松井周治】

▼43歳2カ月の福留が今季初の猛打賞。43歳以上のシーズンでの猛打賞は、金本知憲が43歳シーズンの11年3度、44歳の12年に1度記録して以来球団2人目。なお球団最年長は金本が12年4月28日巨人戦に44歳0カ月で記録。セ・リーグ最年長は15年谷繁元信(中日)44歳4カ月。プロ野球記録は98年落合博満(日本ハム)44歳5カ月。

▼阪神4連勝は今季最長タイ、7月4日広島戦~同10日DeNA戦以来2度目。同一カード3連戦3連勝は今季初、19年8月20~22日DeNA戦(京セラドーム大阪)以来。甲子園では、19年7月5~7日広島戦以来。

▼中日戦の同一カード3連戦3連勝は、17年8月18~20日(ナゴヤドーム)以来。甲子園に限ると、08年7月1~3日以来、12年ぶり。




初回に3得点、同点に追い付かれた後相手のミスにつけこみ勝ち越し、ここから終始阪神のペースだった 糸井ボーアがいない中でも猛打賞福留43歳をはじめ猛歩賞糸原、サンズ大山陽川などの活躍で2桁得点 素晴らしすぎる試合だった



阪神、ついに借金8が0に❗️3位浮上⭐️ ナゴヤドームで3タテくらっての、甲子園で3タテ❗️😊 ナゴヤドームの時とは別のチームになってる❗️😊 43歳の福留、3安打猛打賞❗️4打点❗️にファインプレー⭐️50歳までプレー出来そう。😊


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