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 (オープン戦、オリックス1-3阪神、19日、京セラ)ド根性や! 開幕任せた! 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が19日、オリックス戦に先発登板。自らの爪で親指を負傷するアクシデントに見舞われたが、4回5安打1失点と力投した。次はいよいよ、自身初の大役となる26日の開幕戦(対ヤクルト、神宮)。16年ぶりのリーグ優勝へ、虎の大黒柱となる!

 痛みに耐えて、流血にも動じない。これぞ猛虎の開幕投手という気迫の69球。藤浪が親指を負傷するというアクシデントを、4回5安打1失点の力投で吹き飛ばした。26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)へ、準備は万端だ。

 「きょうブルペンですごい良かったので、良い感じで入れるかなと思った初回でこう…(親指に)爪が入っちゃったんで。正直、長いイニングを投げたかったな、と思ったんですけど、こればっかりは(負傷で)仕方ない。1週間調整して、開幕を迎えたいです」

 登板後に複雑な心境を口にしたが、すぐさま「3・26」へ切り替えた。一回の投球練習中。“あっ”という表情を浮かべて一瞬右手に目をやったが、そのまま投球を続けた。だが、決定的な異変が起きたのは一回先頭の佐野皓をストレートの四球で歩かせてから。

 ベンチから慌てて福原投手コーチとトレーナーが飛び出した。スタンドにもどよめきが広がる。背番号19が真っ白なズボンの右ポケット付近に指をこすりつけると、そこには鮮血がにじんだ。

 「ちょっと人さし指の爪が親指に刺さって、結構、肉がえぐれちゃったんですけど。そんな感じだったんで、はい。血が止まらなくて」

 右腕は登板後に負傷の詳細を明かした。肉がえぐれた…。並の投手なら自身の指の状態に動揺してもおかしくない。だが、ベンチでの治療を終えてマウンドへ戻ると、その後一回1死一、二塁からモヤに148キロを中前へはじき返されて先制点を献上したが、5番・頓宮は152キロ直球で難なく二ゴロに打ち取った。

 「(負傷は)気になったのは確かですけど。まあまあ大丈夫です」

 二回以降も150キロ台の直球、高速フォークにカットボールもさえてアウトを積み重ねた。最速157キロを計測し、最少失点で2番手の小林にバトンを渡す。矢野監督は右腕の負傷について「あれ以上投げてもあんまり、悪くなってもアレやから代えたんだけど。次の登板に関しては問題ないかなと、って感じ」と見通しを示し「あとは本番でやるしかない」と変わらぬ信頼を口にした。

 オープン戦ラスト登板でまさかの負傷。制球難に苦しんだこれまでであれば、自分を必要以上に追い込んでしまったかもしれない。「3・26」で快投する期待は高まる。

 「本当は今日すっきり投げて“よし開幕”と迎えたかったですけど。日にちは決まってますし、開幕待ってくれないので、調整して頑張りたい」と藤浪は気合を入れ直した。降りかかった災いも頼もしさを際立たせるものに変えた。やることはやった。あとは神宮のマウンドですべてをぶつける。(新里公章)




痛そう😖 あと1週間で開幕。 阪神・藤浪「人さし指の爪が親指に…」出血も熱投4回5安打1失点 開幕は  https://www.daily.co.jp/tigers/2021/03/19/0014164702.shtml 



「ちょっと人さし指の爪が親指に刺さって、結構肉がえぐれちゃったんですけど。そんな感じだったので。血が止まらなくて」 痛ってえ…‼️😖😖😖 阪神・藤浪 出血も熱投4回5安打1失点 開幕は「大丈夫」/阪神タイガース/デイリースポーツ online  https://www.daily.co.jp/tigers/2021/03/19/0014164702.shtml  # @Daily_Onlineより


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