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 与えられた時間を生かし、遅れを取り戻した。昨年10月下旬に左肘のクリーニング手術を受けた阪神・島本浩也投手(27)が1日、「いつ開幕しても大丈夫なところまできました」と球団広報を通した取材で明かした。

 リハビリ組として2軍・安芸で春季キャンプを過ごした左腕。当初は3月初旬のオープン戦での実戦復帰を目指していたが、スケジュール通りに進まず、当初の3月20日開幕であれば1軍合流は絶望的な状況だった。

 ただコロナ禍で開幕は再延期に。「キャッチボールはなかなかできなかったので、タオルでシャドーピッチングをしてフォームが崩れないようにするなどしていました」。約1カ月間続いた活動休止期間中は、地道に公園や自宅でできるリハビリやトレーニングに励んだという。

 その結果「よりリハビリに時間をかけられたことで、不安なく投げられるようになった」。今ではブルペンでの投球も再開。下半身を意識しながら“投げる体力”をつける練習を継続している。

 向上心も忘れない。「去年1年間、1軍で投げて改めて下半身の強さがもっと必要だと感じた」。ランニングや股関節周辺のトレーニングで下半身の強化に努めるとともに、直球の質を上げるため、よりホーム側でリリースすることを意識しながら遠投を行っている。

 昨季はチーム最多となる63試合に登板し、防御率1・67を誇った。欠かすことができないリリーバーは、今季もフル回転の活躍を目指して準備を進めている。




阪神・島本 万全!開幕いつでも! 開幕絶望から復活 コロナ禍でリハビリできた 「よりリハビリに時間をかけられたことで、不安なく投げられるようになった」 (デイリースポーツ)  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200502-00000021-dal-base 


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