阪神の藤浪晋太郎投手（２６）がプロ９年目で初めて開幕投手（２６日・ヤクルト戦、神宮）を務めることが８日、分かった。前年１勝以下（新外国人、新人を除く）での大役は１４年の中日・川上憲伸以来で、球団では１９４３年の三輪八郎以来７８年ぶり。西勇輝投手（３０）は開幕２カード目（３０日～・広島３連戦、マツダ）に回り、得意の広島＆巨人戦を中心にローテを回ることが有力となった。３年契約最終年の矢野監督が１６年ぶりのリーグ優勝に向け、勝負手を打った。
報道陣が思わず「えっ」と２度聞きした。命運を握る「３・２６」の大役はまさかの藤浪―。矢野監督は自ら取材の話題を変え「開幕、晋太郎（藤浪）にしたから」と切り出すと、驚く周囲を見て「開幕投手は晋太郎にしたから」と繰り返した。すでに本人に「伝えた」といい、腹をくくった。
「総合的に色々、考えた結果。（これまでの投球の内容を踏まえて？）まあ、もちろん。無理やったら、せーへんやん。あいつも苦しんだ中からここまで来たのもあるし、キャンプの姿を見ても、ボールを見ても、あいつに開幕をね」
前年１勝以下の投手では、新人、新外国人を除いて球団では１９４３年の三輪八郎以来７８年ぶり。超異例の抜てきだ。藤浪はこのオフからワインドアップ投法を導入して変わり身を見せ、実戦４試合で計１２回１失点と好投を続けている。とは言え、１９年は０勝、昨季も１勝にとどまり、開幕投手は未経験。過去２年は開幕１軍すら逃していた。一方、ぜんそくによる調整遅れが心配された西勇は５日に実戦初登板を果たし、２年連続の栄誉を担うとみられていた。そんな中での“勝負手”には、チームの近未来を見据えた指揮官の思いもあった。
「エースは勇輝（西勇）だから。その中でチーム全体を考えた時にシーズン終わる時にね、勇輝に追いつけ、追い越せという投手になってもらいたい」
チームの戦略上、開幕２カード目の軸を鯉＆Ｇキラーの西勇に託せば４月末までに２カードずつある広島、巨人に万全を期してぶつけることも可能になる。「優勝するというところも含めて、総合的に俺が考えた結果」と矢野監督。悲願の１６年ぶりリーグＶへ、藤浪のサプライズ登用から開幕ダッシュをかける。（小松 真也）
◆三輪 八郎（みわ・はちろう）１９２１年１１月１３日、群馬・片岡村（現高崎市）出身。高崎中（現高崎高）を経て３９年タイガース入団。４０年８月３日の巨人戦（大連）で球団史上初のノーヒットノーランを達成。４４年８月に中国で戦死。プロ通算１３４試合、３２勝３１敗、防御率２．０３。左投左打。
◆主なサプライズ開幕投手
▽０１年・西村龍次（ダイエー） 前年０勝だったがヤクルト時代を含め過去４度、開幕投手を務めた年にいずれも優勝。王監督が験を担いだ＝６回途中３失点、敗戦
▽０４年・川崎憲次郎（中日） 右肩痛で前年まで３年間１軍登板なし。落合監督から同年１月に通告＝２回途中５失点、勝敗つかず
▽０９年・浅尾拓也（中日） 前年は４４試合全て救援登板。森バッテリーチーフコーチが先発の勉強をさせるため起用＝８回１失点、勝利
▽１２年・斎藤佑樹（日本ハム） 前年は新人で６勝。就任１年目の栗山監督から武田勝らを差し置いて手紙で通達＝９回完投１失点、勝利
▽１３年・金子千尋（オリックス） 右肘痛で開幕まで一度も実戦登板なし。森脇監督が超ぶっつけ起用＝８回１失点、勝敗つかず
▽１３年・則本昂大（楽天） ＷＢＣ出場で疲労残る田中の代役として星野監督が抜てき。新人の開幕投手は８４年の高野光（ヤクルト）以来２９年ぶり＝７回途中４失点、敗戦
▽１４年・川上憲伸（中日） 前年１勝でオフに一時は戦力外通告。開幕直前のイベントで谷繁兼任監督が「ドラゴンズはまた隠すのか、と言われるが」と前置きしてサプライズ発表＝６回２失点、勝敗つかず
報知新聞社
藤浪晋太郎が開幕で投げる！神宮だから行ける！
3/26(金)18時。問題はチケットが買えるかどうか。スワチケ会員まで残っているかな？折角だから、ヤクルトのタオル貰おうっと
https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/info/event/opening2021 …
昨年1勝6敗？それでも、15勝できると思ってる。そう思わせる存在 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/03/09/kiji/20210308s00001173435000c.html …
おはようございます☀
開幕投手、藤浪晋太郎投手🐯
新聞見てビックリしてます😲
昨年1勝しか挙げられなかったので今年こそは、完全復活して欲しいです😊
開幕戦の日は、有給休暇取ってるので試合開始からじっくりと晋太郎の魂の投球を見させてもらいますね😁 pic.twitter.com/anYKtBzCoq
