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 全日本大学野球連盟は17日、今秋ドラフト会議(10月11日)の指名対象となるプロ野球志望届提出者を更新し、新たに関西学院大の黒原拓未投手(4年・智弁和歌山)が追加された。

 関西学生春季リーグ戦では3完封含む5勝(1敗)を挙げて、2013年秋以来の優勝の原動力となり、6月の全日本大学野球選手権ではベスト8に導いた。

 黒原は173センチ、71キロの左腕で、150キロを超えるストレートにスライダー、カットボール、チェンジアップを操る。高校時代では2017年夏の甲子園を経験。関学では3年まで主にリリーフ、今春からエースとして大学通算13勝をマーク。今春の優勝を決めた京大戦で救援した際には1球だけ157キロを計測したが、本人は「計測ミスじゃないですか」と苦笑い。それまでの最速は151キロだった。

 阪神の和田豊球団本部付テクニカルアドバイザーが「湯舟のようだ」と、1990年代に阪神で活躍し、通算60勝を記録した湯舟敏郎投手に例えたほどプロ側は高く評価している。

 また、黒原とチームメートの山本晃大投手(4年)もプロ野球志望届を提出した。186センチ、88キロの大型左腕で最速148キロ。リーグ戦通算1勝。今春の大学選手権では国際武道大との2回戦に先発し、3イニング無失点で、準々決勝進出に貢献した。



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