【トラとら虎】
阪神の大山悠輔内野手(25)が4番打者として正念場を迎えている。開幕時の4番、ジェフリー・マルテ内野手(29)が左足の故障も癒え、8月中旬には戦列復帰してくるからだ。
「当然、大山はマルテを意識しているし、危機感もある。今後も結果を残さなければ控え要員になりかねないから、ここ2週間が勝負」と球団OBも注目する。
そもそもいまの4番の座は、実力で勝ち取ったものではなかった。マルテが7月4日の広島戦(マツダスタジアム)で、左足のふくらはぎを痛め退場。翌日の同カードから代役で「4番・三塁」に抜擢(ばってき)されたのがきっかけだった。この試合で本塁打を含む2安打3打点の大活躍。即チャンスを生かしたあたり大山も成長したが、合わせてチームが軌道に乗り始め、矢野監督はラッキーボーイを外せなくなった。
「何より目につくのはスイングの速さ。下半身主導で、力みが消えミスショットが少ない。自信をつけたせいか、常に早いカウントから積極果敢にフルスイング。これも好結果を呼んできた」と首脳陣は分析する。
7月30日には規定打席に到達。同時点の打率・290、8本塁打、20打点は、他チームの4番打者とあまり遜色なく、サンズ、ボーアと形成するクリーンアップは、猛虎のセールスポイントになりつつあるのだが…。
もっとも、本来の4番マルテが1軍に合流すれば、矢野監督は二者択一を迫られることになる。このまま大山で押し通すか、それとも元の形に戻すのか。「いずれせよ大山次第。好調を持続すれば弱体の外野に回し、生え抜きの4番として育てる手もある。不調なら外せばいいだけの話」と先のOBは進言する。
難題に思案の矢野監督はいまのところ明言を避けているが、果たしてどんな決断を下すのか。(スポーツライター・西本忠成)
阪神、マルテ戦列復帰なら…「4番・大山」どうなる!? トラとら虎(夕刊フジ) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200803-00000006-ykf-spo …
外す理由がない。
マルテが他のポジションでもやって試合出るならまだしも復帰してすぐ大山の4番サードを取り上げてマルテに戻したら信頼関係も揺らぐぞ。
大山を外す事はありえない。 https://twitter.com/matsu_98/status/1290274277384523778 …