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 センバツ、そして夏の甲子園が2年ぶりに開催され、2021年は高校野球界が再び活気づいた。そんな2021年の高校野球を振り返るという意味でも、高校野球ドットコムでは、ベストナインを選出した。


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 特に難航したのは投手。注目投手が地方大会で去ることが多いこともあり、秋季大会やセンバツも含めて1年間の活躍をトータルで振り返った。そのうえで、市立和歌山・小園 健太投手を選出することになった。

 センバツ準優勝の明豊や夏の甲子園優勝の智辯和歌山は、いずれも市立和歌山・小園を攻略して栄冠をつかんだ。こうした点から、全国の頂点をつかむには、小園攻略は避けては通れぬ道だった。それだけの実力、さらにはストーリー性も加味して、編集部ではベストナインの投手部門は小園となった。

 そして公式SNSアカウントを利用したユーザーからのアンケートで、2021年の高校野球界のMVPを独自調査。その結果、最も票数が多かったのが智辯学園・前川右京外野手だった。

 多くの声が寄せられた中、この夏の甲子園のホームランが強く印象に残っているという回答が多かった。プロでは、その甲子園が本拠地である阪神でスタートする。高校野球で見せたアーチを、今度はプロの世界でも見せてくれることを楽しみにしたい。



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