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 --開幕から2カ月近くたちますが、阪神の強さは本物ですね

 「先発陣が安定しているのが最大の要因。ほとんどの先発投手が5イニング以上投げているからね。安定した投球が野手とのリズムにつながっていると思う。先に点を取られても負ける気がしない。優勝ですね」

 --新人の伊藤将が開幕からローテーションに加わっていますが

 「キャンプ、オープン戦を通して結果を出していたしね。スピードだけではなく、無駄な四球を出さない安定した投球をするからローテーションを任されているんだろう。巨人戦(5月15日)では逆転3ランを浴びて負け投手になったけど、次はやり返す反骨心は持っていると思うよ」

 --中継ぎも頑張っている

 「岩貞、岩崎、抑えのスアレスで勝ちパターンも確立できているね。あとは小林、馬場の右投手も頑張っているが、最近小林に疲れが出ているように見える。右投手の中継ぎがもう1枚ほしいところだね」

 --好調な投手陣のなかで、藤浪がファーム落ちしましたね

 「そうだな。投球フォームのバランスが良くなかったのかな。でも、開幕から悪かったわけじゃないから、すぐ2軍に落とすのではなく、中継ぎで使ってみてもよかったかもしれないね。短いイニングを昨年のように思い切って投げ切る。あのピッチングを思い出してほしいな」

 --投手陣が頑張っているのは、捕手の梅野の存在感も大きい

 「42試合消化して貯金。16梅野のおかげだね。開幕からマスクをかぶって3連勝したことで、自信を持って投手陣をうまく引っ張っている。打撃でもチャンスでの勝負強さが際立っているね」

 --注目の新人、佐藤輝が故障の大山に代わり4番・サードに入ってよくがんばっていますよね

 「そうだね。プロの投手に慣れてきて、内角高めのボール球の見極めが良くなっている。チャンスでは、確実に打点を稼ぐコンパクトな打撃になってきたね(5月15日の巨人戦では3打点)。それに、三塁の守備も安定している。『4番サード佐藤輝』。よく似合うね」

 --ショートのポジションがなかなか固定できないようですが、その日の調子を見て使っていくのでしょうか

 「(新人の)中野は打撃が良いし、足も速いよね。ここにきてスタメンで起用さているけど、木浪も悪くないし、競争すればいいんですよ。ポジションは与えるものではなく、競争して勝ち取るものでしょう」

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 黒田正宏(くろだ・まさひろ) 1947年生まれ、兵庫県出身。兵庫・姫路南高から法大に進学。社会人野球の本田技研和光(現ホンダ)を経て、71年にドラフト6位で南海に入団。82年に西武に移籍。現役引退後、西武、阪神などで1軍バッテリーコーチやヘッドコーチを務めた。サンケイスポーツ専属評論家。豊臣秀吉の天下取りを支えた軍師黒田官兵衛の子孫との説もある。

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 南海(現ソフトバンク)で野村克也さんとプレーし、阪神、西武などでコーチを務めた黒田正宏さん。球界事情にも詳しい「軍師」が野球ファンの質問に答えます。




梅野が1番好きやし梅野がおらんかったら阪神投手陣崩壊するけど球界No.1ではないと思う



首位快走の阪神 岩崎優、岩貞祐太、スアレスは「JFK」になれるか? | 週刊ベースボールONLINE  https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20210521-10  投手陣をリードしているキャッチャーの梅ちゃんも評価して欲しいですね。




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