阪神の上本博紀内野手(34)が3日、鳴尾浜でタテジマのユニホームを着て最後の練習に臨んだ。いつもと変わらず、通常メニューをこなした背番号00。来季の戦力構想外が報じられてから、初めて自分の思いを語り、共に戦ってきた仲間、そして虎党へ感謝の気持ちを打ち明けた。今後の現役続行にも意欲十分。上本博紀の挑戦はまだまだ続く。
タテジマに別れを告げた。来季の戦力構想外となっている上本が、阪神のユニホームを着て最後の練習。2軍首脳陣、スタッフ、選手とあいさつを交わし、グラウンドを後にした。初めて口にした自らの思い。仲間、そして虎党へ感謝の気持ちを示した。
阪神のユニホームで最後の試合となった1日・ソフトバンク戦。福岡県のタマスタ筑後には「上本博紀」と書かれたタオルを掲げる多くのファンがいた。虎党の前で惜別の2安打。いつも応援が力になっていた。
「試合中はいつも野球に集中しなきゃ怖いんで、周りが見えないんですけど。さすがに最後、あんな遠くまでタオルとか持ってきてもらって。12年間、タイガースファンというか、上本博紀を応援してくれた人には本当に頭が上がらないぐらい。感謝しかないです」
プロ入り後は故障に苦しんだ。18年に左膝の前十字じん帯を損傷する大けが。同年にじん帯再建術を受けた。その経験も踏まえ、後輩たちには「自分がけがばっかりしてきたので、けがだけは気をつけて。この世界にいる以上、1軍で活躍して」とメッセージを送った。
14年からは3年間、選手会長を務めてチームを支えた。この日、甲子園では坂本が上本の登場曲を使用。後輩からの粋なサプライズだった。それだけ仲間から慕われた証し。上本自身もチームメートに敬意を払った。
「一番、身近でやってた選手とか仲間とかを尊敬してるし、年下の子も、ルーキーの子とかも尊敬してるし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
球団からは11日・甲子園最終戦の出場を打診された。ただ、「自分の中でいろんな思いもあってお断りさせてもらった」と話し、その日は1軍の選手らへあいさつに訪れる。
今後も現役続行には意欲十分だ。「自分としてはなんとか最後、活躍してる姿を応援してくれた人へ見せられるように」。阪神一筋12年。上本が感謝の気持ちを持ってタテジマを脱いだ。
【ブレないデイリー】今日の一面
上本、阪神ファンにナインに「感謝」 タテジマに別れ…思い初めて語った
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上本らしい😢 個人的にはもう一度一軍の試合で見たかった😭 さみしいなぁ😖
上本、阪神ファンにナインに「感謝」 最後の1軍出場打診は固辞…タテジマに別れの思い語る(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/c30b6988303e15c7b9b2ec9588ec25459d8a39d0 …