
(セ・リーグ、中日0―2阪神、14回戦、阪神7勝6敗1分、22日、バンテリンドーム)チームを救うために、右腕を振った。阪神・秋山が7回4安打無失点の好投。ハーラートップに並ぶ9勝目(4敗)を挙げた。
「連敗していたので僕が止めるという気持ちで、立ち上がりからしっかり投げようと思って入りました」
一回2死一塁からビシエドをフォークで空振り三振。ロハスの先制弾でリードした二回以降は、最速141キロの直球を速く見せるために、110キロ前後のカーブを多投した。
■「テンポよく」7回無失点 七回、先頭のビシエドに右前打を許したが、二塁を狙ったビシエドを佐藤輝が好送球で封殺。「守備にも助けてもらいながら、テンポよく投げることができた」。八回から岩崎にバトンを渡し、九回はスアレスが試合を締め、秋山は「いつも本当に頼りになるピッチングをしてくれて、ベンチで安心して応援することができた」と頭を下げた。青柳、高橋(巨人)と並ぶ9勝目。目標の2年連続2桁勝利に王手をかけた。
5月中旬。親交のある人気ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のATSUSHIからYouTubeで「今年も2桁勝利を挙げたらアッキャマン(秋山)のために(甲子園での)登場曲を作る」と約束をもらい、「すごい方から話をいただいて。余計に2桁(勝利)をしないと…という気持ち」と決意を新たにした。
■初の最多勝タイトル夢じゃない その言葉通り、ATSUSHIが公約して以降、秋山は10試合に登板して6勝2敗と勝ち星を積み重ねて、50試合を残してリーチをかけた。「まだまだ登板数がある。そこ(10勝)で満足しないで一試合、一試合、自分の仕事をまっとうしたい」。2017年にマークした自己最多の12勝超え、さらにプロ12年目の30歳にして初の最多勝のタイトルも夢ではない。
「きょうは、いい勝ち方できた。火曜日(24日のDeNA戦に先発予定の)青柳が頑張ってくれると思う。また僕は、しっかり調整したい」
最多勝争いのライバルとなる2学年下の後輩と切磋琢磨しながら、16年ぶりのVへ盛り上げていく。(三木建次)
阪神秋山拓巳、悲願Vへ「巨人に当ててもらい白星重ねられたら」一問一答(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
登場曲作ってもらうまで後1勝!!! https://news.yahoo.co.jp/articles/a07f7811e08fdf28a9b5cd4344ee62e794f4db86 …