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 阪神・近本光司外野手(27)が10日、神宮球場での全体練習に参加し、フルイニング出場へ意欲を見せた。今季はここまで83試合に出場し、12球団の全選手で唯一、記録を継続中。達成すれば、球団では2015年・鳥谷以来となる。球団記録に並ぶ30試合連続安打を成し遂げた男が、次なる“勲章”を目指す。

 強い日差しが照りつける中、神宮球場で汗を流した近本。厳しい暑さとは対照的に、爽やかな表情で思いを語った。

 「それが正解かは分からないですけど、可能性があるのなら若いうちはやって。やらないと分からない世界もあると思うので。1イニング、2イニング残して交代したところで、体力は変わらないし。その2イニングを頑張って、その先に見える世界の方が楽しみ」

 昨季は140試合に出場も、終盤に右足を負傷した影響で3試合欠場した。オフには「フルイニング出られる選手はすごく価値があると思う」と意欲を示していた近本。今季は全83試合でフルイニング出場しており、記録に挑む権利を12球団でただ1人持っている。

 井上ヘッドコーチとも考えを共有済み。「チカ(近本)の場合は全試合、全イニング出たいことは俺も知ってるし、監督も知ってるから。途中で代えるって選択は、これからもないでしょうね。よっぽどのことがない限りはって思ってます」と首脳陣も後押しする。

 試合に出続けるため、自己管理は徹底。状態次第ではグラウンドでの打撃練習をしない日もある。「みんな結構、練習しない怖さを持っているので、僕はそこはクリアできたと思っている。キャンプのうちにやってきたので、調整をどういうふうにするかと、その調整をビビらずにできるかどうか」。自己流の工夫が、快記録への道を作る。

 相手チームのコロナ禍により2試合連続で中止となったが、「やることは一緒」ときっぱり。ただ、「この2日間でどういう結果、反応が出るのかというのは見たかった」と惜しんだ。球団タイ記録の30試合連続安打を達成し、記録が途切れた翌日の8日・ヤクルト戦で今季1号を放った“NEW近本”。さらなる境地を目指し、シーズンを駆け抜ける。

 ◆12球団唯一のフルイニング出場中 近本は今季12球団で唯一のフルイニング出場中。今シーズン終了まで継続すれば球団では2015年・鳥谷敬以来。外野手では09年・金本知憲以来、13年ぶり。




阪神・近本 球団生え抜き外野手初のフルイニング出場に意欲「やらないと分からない世界もある」― スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/07/11/kiji/20220711s00001173159000c.html  > しんどいといっても1イニング、2イニングを残して交代したところで、体力は変わらない。 やっぱ変わらんもんなんか……



怪我に気をつけ、コロナ感染にも気をつけと、今は全試合フルイニング出場を良しとする時代じゃない気はするが、それが近本のモチベーションとなっているのなら、それで良い気はする。 #Yahooニュース #サンケイスポーツ #hanshin #tigers #近本光司  https://news.yahoo.co.jp/articles/ae6d207abd2fa9c47548a08590a64ab570ba1d5e 


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