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 右腕から投じられた白球が利き腕の方向に曲がりながらストンと落ちる。サイドスローやアンダースローの投手が持ち球にするイメージが強いシンカー。この球種を武器にオーバースローの阪神ドラフト8位・石井大智投手(23)=四国IL高知=が、初のキャンプで存在感を光らせた。

 登板を重ねるごとに安定感が増していった右腕。“デビュー戦”となった2月7日の紅白戦で1回2安打2失点を喫したものの、その後の登板では得点を許さず。4試合連続ゼロ封で沖縄での実戦を締めくくった。

 さえわたったのが、決め球のシンカーだ。圧巻だったのは、21日の広島戦(宜野座)。六回から登板し、1死走者なしから対峙(たいじ)した新助っ人・クロンをカウント2-2からの6球目、低めに鋭く落ちるシンカーでバットに空を斬らせた。続く曽根も131キロの同球で空振り三振。鯉打線を寄せつけなかった。

 プロの打者相手にも最大の効果を見せたシンカー。高校時代に身につけるきっかけとなったのは、右腕の探求心からだった。「クセのある球が僕は好きで、シンカーを投げる前にパームボールというのを投げていて。それがちょっと落ちなくなってきて、何かないかなと見たときに、右のオーバースローでシンカーを投げている投手ってあんまりいないということで、そこで投げ始めました」と新球種に挑戦したという。

 投げたことがない変化球。参考にしたのは、西武で活躍した横手投げの投手・潮崎哲也氏のシンカーだった。動画などを見て投げ方を確認。「こういうふうに投げたらいいんだなということで投げたら意外と曲がったので。そこから投げるようになりました」と最大の武器を手に入れた経緯を話した。

 間もなく幕開けとなる2021年シーズン。ドラフト会議で12球団最下位指名(育成を除く)からの下克上を目指す石井大の躍進はまだまだ続く。(デイリースポーツ・井上慎也)




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