(ウエスタン・リーグ、阪神―広島、1日、鳴尾浜)阪神・西純矢投手(19)が広島戦に先発し、プロ最長となる8回110球を投げ、2安打無失点と快投した。
一回は先頭の宇草、韮沢を2者連続の空振り三振に仕留めて順調なスタートを切ると、その後も安定した投球を続けた。
1―0の七回に四球と安打で1死一、二塁と、この試合で初めて得点圏に走者を背負ったが、クロンを外角のスライダーで空振り三振、正随を三ゴロに打ち取って危機を脱した。
最速152キロの直球と切れのある変化球を駆使して8奪三振を記録し、今季5勝目。前回8月21日のソフトバンク戦(タマホーム筑後)では六回途中5安打2失点に抑えており、2試合連続の好投でアピールした。
打線は六回に敵失から先制。虎の子の1点を最後まで守り切り、1999年巨人のイースタン・リーグ記録に並ぶ15連(引き分けを挟む)となった。さらにウエスタン首位のソフトバンクはこの日、試合がなかったため、ゲーム差を0・5に縮めた。