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 「巨人3-2阪神」(17日、東京ドーム)

 阪神の優勝の可能性が完全に消滅した。阪神のV逸は17年連続となった。4位の広島、5位の巨人とのゲーム差は0・5となった。

 この日、首位・ヤクルトが中日戦で引き分け。優勝の可能性が残されている阪神、巨人の勝利したチームは優勝の可能性が継続する状況だったが、巨人が逆転勝ち。阪神は敵地で悔しい敗戦が刻まれた。

 先制したのは、阪神だった。二回2死から打席に入った佐藤輝が、戸郷のフォークを完璧に捉えて19号ソロをオレンジに染まる右翼席にたたき込んだ。8月20日の巨人戦(東京ドーム)以来、22試合、90打席ぶりの一発。井上ヘッドが中日在籍時に披露していた「ピンキーガッツ」をベンチで繰り出し、喜びを表した。

 ここまでは完全に阪神の流れだったが、四回まで今季巨人戦28イニング連続無失点だった西勇が打ち込まれた。1点リードの五回2死三塁から吉川に右中間に適時二塁打を許すと、続く六回には中田、ポランコにソロ本塁打を許して6回3失点。ベンチでは悔しげな表情を浮かべていた。

 なんとか反撃したい阪神打線。2点を追う七回には1死一、二塁からマルテが左前適時打を放ち、これで4試合連続打点をマーク。勢いそのままに逆転といきたかったが、あと一本が出なかった。

 阪神の優勝は岡田彰布氏が指揮を執った05年が最後。ただ、気持ちを切り替えて、18日・ヤクルト戦(甲子園)以降の試合を戦うしかない。3位以上でのCS進出を目指し、残り7試合を全力で戦っていく。







@TigersDreamlink 17年連続V逸したらしいですね


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