「サンデー純矢」でAクラス浮上や! 阪神西純矢投手(20)は、中10日で日曜日の19日DeNA戦(甲子園)に先発する見込みとなった。7回1失点と力投した8日ソフトバンク戦の翌日に、登板機会なく出場選手登録を抹消されていた。15日に甲子園でキャッチボールなどで調整した右腕は「疲れもそんなにたまっている感じはないです。1回抜けたかな」とリラックスした表情で話した。
「西純×日曜」はチーム2戦2勝と相性抜群だ。5月1日巨人戦は7回1失点で今季初勝利。同8日の中日戦は6回3失点で勝ち負けつかずも、チームは勝った。その後水曜で4試合に登板し、5試合ぶりに日曜に復帰する。持ち場は変われど、今季6試合で4回クリアしているクオリティースタート(6回以上、自責3以内)のゲームメーク力で、チームを勝利に導く。
交流戦は3試合で1勝2敗と負け越したものの、大きな経験を積んだ。勝利投手となった西武戦では、好調山川から空振り三振を奪うなど2打数無安打に封じた。「山川さんを抑えられたのは自信になったかな」。ソフトバンク戦では柳田からも三振を奪取。パ・リーグ相手にも力をみせた。
課題の左打者封じが、好調の一因だ。右の被打率3割1分7厘に対し、左は1割6分7厘。「もともと左は苦手だった」というが、今季リリースポイントを修正し、真っすぐの角度がつき、フォークの精度が向上するという好循環が生まれた。それにより「フォークを意識した打者にスライダーとかも効いたりする。それで左を抑えられているのかな」と分析した。
チームは交流戦12勝6敗と大きく勝ち越し、最下位から4位に浮上。3位広島まで2ゲーム差まで迫った。DeNA戦には、17日は青柳、18日は伊藤将が先発する見込み。リーグ戦再開とともに好スタートを切り、今季初のAクラス浮上を狙う。【古財稜明】
○…「なべじい」こと渡辺が右打者も抑え、左殺しのワンポイントからの進化を目指す。22試合投げ、左は打率1割7分9厘と抑えているが、右には4割2分1厘と打たれている。「右打者には見えやすいことはあるが、あまり苦手意識は持たずに、何とか抑えられれば。任されたイニングを投げきりたい」。内角へ食い込むスライダーとチェンジアップで1イニングを投げきり、ブルペン陣の負担を減らす。
○…加治屋がDeNA牧斬りを誓った。前回対戦の5月15日は、8回1死二、三塁のピンチで登板し空振り三振を奪った。「向こうも対策してくるだろうが、こっちが攻める方。自分のスタイルは変えずにいきたい」と攻めの投球で抑える。移籍2年目は18試合で2ホールド。防御率0・61。「誰がどこで投げても、いい結果を出すので、負けないように」と、強力ブルペン陣の競争を刺激に好調をキープする。
【阪神】相性抜群「サンデー純矢」で今季初Aクラスや! 西純矢19日先発「疲れたまってない」 - プロ野球 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/baseball/news/202206150000939.html …
DeNA戦には、17日は青柳、18日は伊藤将が先発する見込み