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阪神・青柳晃洋投手(28)が8日、今春キャンプはマイペース調整を任されていることを明かした。3月25日のヤクルト戦(京セラ)での先発が有力視されるだけに、〝開幕投手逆算トレ〟になりそうだ。

「例年と違うのは『キャンプの初日にMAXでいかなくていい』と言われている。僕個人は開幕投手をやりたいですけど、(シーズン)開幕にベストな状態でもっていけるように」

昨季最多勝と最高勝率の2冠の実績が、新たな調整の道を切り開かせた。キャンプイン即スタートダッシュを〝免除〟されたのも、首脳陣からの厚い信頼の証だ。これまでは2月1日のキャンプイン即猛アピールを続けてきた。「去年までは僕自身も勝負でした。新しい人が入ってきたり、新しいローテの枠というところで勝負だった」。必死の覚悟で昨季も先発ローテを勝ち取り、25試合登板で13勝6敗、防御率2・48の成績で虎投を力強く引っ張る存在にまで成長した。

今後は鳴尾浜で状態を上げていく。「『いいところまでいったけど残念だったね』という声を結構いただいた。悔しさの方が残った一年だった。優勝したい気持ちをさらに持ったオフだった」。主力としての自覚を強め、鍛錬の冬を過ごす。

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