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阪神が今春から新たに2軍キャンプを行う沖縄・うるま市の具志川野球場が16日、報道陣に公開された。ブルペンを新設するなど、チームと阪神ファンの受け入れ準備が進行中。敷地内には室内練習場や陸上競技場も兼備され、1軍キャンプ地の宜野座球場とは約30キロの距離で、スムーズな移動が可能だ。新たな虎の穴を最大限に活用し、岡田阪神が戦力を整える。

阪神の春季2軍キャンプは今年、安芸から沖縄へと移転する。那覇空港から車で約1時間強、沖縄本島中部の東海岸にある、うるま市具志川運動公園。その中にファームの若虎が牙を研ぐ具志川野球場がある。

球場は両翼94メートル、中堅120メートル。内野が土、外野は天然芝で、昨年まで楽天が2軍キャンプで使っていた。内外野の境界線を調整し、甲子園と同じ形に整備。フェンスが低く、打球が球場外に飛び出してしまう可能性がある。右翼の向こうは公園とあって、担当者は「一部立ち入り禁止に、規制して少しでも安全に」と対策を検討していることを明かした。

今回、阪神の2軍キャンプ地となったことに合わせて、サブグラウンドに設置されていたブルペンを球場に近いところに新設。まだ屋根がないが「(これから)仕上げに入ってテントと囲いを作ります」と説明した。

地元の商工会と調整して、キャンプ中は店舗やキッチンカーを呼ぶなどして虎党が楽しめる新名所にする予定。「結構問い合わせが来ておりまして、アルバイトをしたいとか。人気球団なのでそういうのはあります」と早くも反響は上々だ。「(球場を)出てすぐに、まるやすそばという有名なそば屋さんがあります」とグルメ通にもうれしい情報が。近くには世界遺産の勝連(かつれん)城跡もあり、注目のスポットになりそうだ。

集客は「2000、3000人は見込んでいると思います」。1軍キャンプ地の宜野座と約30キロの距離で、選手の入れ替えも容易。新・虎の穴が競争を激化させ、岡田阪神のアレに貢献する。(新里公章)

★具志川

沖縄県の沖縄本島中西部・うるま市にある。もともとは具志川市だったが、2005年に合併してうるま市となった。勝連(かつれん)半島の付け根、金武湾と中城湾に面している。市だったときの面積は31・99平方キロメートル。人口は約6万4000人。那覇空港からは車で約1時間。著名な出身者は比嘉愛未(女優)、フィンガー5(歌謡グループ)ら。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd6e1cfe89598263ebe4d2c0d48d4befd2855838


阪神担当記者がさまざまな話題を深掘りする「虎番リポート」。今回は、高知・安芸から場所を移し、今年から新たに2軍の春季キャンプとなる沖縄・うるま市の具志川野球場を現地で調査した。1軍キャンプ地の宜野座から約30キロ、車で約40分の場所に位…  https://www.nikkansports.com/baseball/news/202301160001152.html  pic.twitter.com/J0p6goNdNt


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