
「オープン戦、ソフトバンク-阪神」(29日、ペイペイドーム)
阪神の西勇輝投手(29)が、3年連続日本一の王者、ソフトバンク打線を3回2安打無失点に抑えた。
既に、矢野監督から開幕投手を通達され、迎えた3度目の実戦マウンド。初回、1死から今宮に右越えの二塁打を浴びた。右翼・サンズの追い方もまずかったが、ここでも慌てる姿を見せない。
続く長谷川を左飛に抑えると、二走・今宮がスタートを切っていたことで併殺が完成した。二回は2死から松田に左前打を浴びたが、明石をチェンジアップで三ゴロに。三回は回を三ゴロ、周東を一ゴロに抑えると、牧原も一ゴロに斬って3人で切り抜けた。
スライダー、シュート、カーブ、チェンジアップと、全球種を使いながら四隅を突く投球。順調な調整が伺える投球内容だった。
今後は3月6日の日本ハム戦、13日のオリックス戦を経て、20日の開幕・ヤクルト戦に向かう流れ。現時点でエースの調整に狂いはない。