
23日の広島戦で今季初登板初先発する阪神・藤浪晋 太郎投手(26)が22日、4日連続で一番乗りでグラウンドに現れて最終調整。気合十分の右腕がコイ斬りへの戦闘態勢を整え、357日ぶりの1軍マウンドに向かう。
午後1時41分。真っ先にグラウンドに足を踏み入れた。入念にストレッチを行い、その後は秋山とキャッチボールで感覚を確認。ショートダッシュやバント練習も行い、最終調整に励んだ。
3月には新型コロナウイルスに罹患(りかん)。復帰後は練習遅刻で2軍に降格し、6月上旬には2軍の実戦で軽度の右胸筋挫傷を負った。順調に回復した後はウエスタン3試合に登板して、15イニング連続無失点と状態を上げてきた。
今季初登板に向けて「もちろん気合は入りますが、力みすぎずといったところも心掛けて試合に臨みたい」とテーマを抱く。マウンドでは自然体を心掛け、虎党の声援を背に快投を演じる決意。
昨年唯一の登板となった8月1日・中日戦以来の先発で、18年9月29日・中日戦以来、663日ぶりの勝利を目指す。開幕から27試合目にたどり着いた先発マウンド。「ピッチャー・藤浪」のコールが甲子園に鳴り響く。
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