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<中日1-3阪神>◇17日◇バンテリンドーム

 阪神が昨年6月以来の6連勝を飾り、貯金を9に増やした。

 3番シェルドン・ノイジー外野手(28)が4回にチーム初安打を放ち、先制のホームを踏んだ。5回には貴重なタイムリーで4戦連続のマルチ安打。一時は打撃不振に陥っていたが、完全復活をアピール。打率3割が目前だ。相性の悪いバンテリンドームでも虎の勢いは止まらず、首位を快走だ。

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 ノイジーの打棒が試合を動かした。1点リードの5回2死から近本、中野が連打でつなぎ、一、二塁のチャンスで迎えた第3打席。助っ人は中日涌井の初球、甘く入った146キロツーシームを捉え、中前へ。「しっかりボールを見て打つことができた。ヒットは打てていたけど、タイムリーは久々だったからうれしいね」。3試合14打席ぶりのタイムリーとなり、貴重な追加点をたたき出した。

 風穴を空けたのも背番号7だった。前日16日まで2試合連続2ケタ安打中の打線が鳴りをひそめ、通算155勝右腕の前に1巡目を完全に抑え込まれていた。4回2死で迎えた第2打席。初球、縦割りの121キロカーブを捉え左前へ。チーム初ヒットを記録すると、その後大山、佐藤輝と連続四球で出塁し、2死満塁から島田が押し出し四球を選んで三塁走者のノイジーが先制の本塁を踏んだ。

 この日で6試合連続ヒット、4試合連続マルチと絶好調だ。13日のDeNA戦(甲子園)では来日初の決勝打を含む2安打3打点でヒーローとなり、14日の同戦では初の猛打賞、前日16日の中日戦(豊橋)では4安打をマーク。力みが生じていた助っ人に岡田監督が13日に伝えた「遊びながら打席に立て」をきっかけに上昇気流に乗っている。5月上旬に一時は2割5分を切った打率も、2割9分1厘と3割復帰は目前だ。

 岡田監督は先制点の起点となった4回2死からのヒットに「塁に出ないとああいうことはできへんからな。塁に出たら普通にいけると思ったけどな。ああいう(走者がいない時の)タイミングで投げられへんから、フォアボール、ボールが多なるもんな」。本塁打こそ2本にとどまるが、安打製造機と化している助っ人に「甲子園でそんな20本も30本も打てへんで。無理やで。そんな外国人、日本にけえへんよ」と笑った。

 これでチームは昨年6月1~7日以来の6連勝を飾り、貯金は最大の9つまで増加。「いい流れに乗って、このままいきたいです」と背番号7。3番に座るバットマンが、攻撃を活性化させている。【古財稜明】

https://news.yahoo.co.jp/articles/48a370c834f1db37c9c9556deb1d9d6135172165


ノイジー完全復活



ノイジー完全復活や!


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