阪神の守護神、ロベルト・スアレス投手(30)が5月度「大樹生命月間MVP賞」を初受賞した。阪神の救援投手としては2008年9月の藤川球児以来。5月は12試合に救援登板して0勝0敗9セーブ、防御率0・00。8試合が1イニング三者凡退で、通算12イニングを投げてわずか5安打、10奪三振、1四球の無失点だった。
「素直にうれしい。しっかりセーブの機会をものにすることができたので、それはチームに貢献する道なので良かったと思います。これからも、全力でいきたいと思います」
5月16日の巨人戦(東京ドーム)では球団最速タイの162キロを計測。前日(8日)の日本ハム戦(札幌ドーム)では打者近藤のファウル時に、163キロと表示された。
「毎日いつも、きのう以上を心掛けているし、一選手としても毎日毎日しっかりと成長していけるようにと思ってやっている。このまま優勝目指して頑張っていきたい。シーズンに勝って、日本一にもなりたいというのが今の気持ちです」
昨季は途中から抑えを任され、初めて最多セーブのタイトルを獲得。今年も現在18セーブのリーグトップを走る。
「去年の成績を超えられるようにと思っています」。ひとりの記者の質問が終わるたびに必ず「アリガトウゴザイマス」と日本語で謝辞を述べ、会見の最後も「アリガトウゴザイマス」と日本語で締めくくった。
中日スポーツ